2015.09.10
ブレ-キ
ブレ-キ関連のチュ-ニングと言えば先ずはマスタ-シリンダ-、そしてキャリパ-って所でしょうか。
しかし、ブレ-キの能力そのものはディスクロ-タ-とブレ-キパッドが支配していて、マスタ-やキャリパ-はそれをどう使うかと言うコントロ-ル性の所です。
嘗てダクタイル鋳鉄ロ-タ-からSUSロ-タ-の変換期に数社のメ-カ-から依頼を受けてテストを実施していた頃があります。
色んな種類のパッドやロ-タ-をテストしましたがアスベストベ-スのパッド&ダクタイル鋳鉄の組み合わせを凌ぐものはありませんでしたね。
ロ-タ-に関してはブレンボ製が絶対的でした。
その後。パッドに関してはPFCのカ-ボンパッドがアスベストベ-スを遥かに凌ぐパフォ-マンスを発揮しそれはSUS製のロ-タ-の可能性も見出したと言っても良いでしょう。
しかし、大きな問題は熱による歪みで熱依存度の高いカ-ボンパットはSUSロ-タ-を一瞬で歪ませていました。
無論、当時のブレンボ製ロ-タ-も例外ではありませんでした。
そんな中、国産のOEMを手掛ける国美コマ-ス社のスペシャルSUSロ-タ-は制動力やコントロ-ル性は別として歪みに関しては皆無でした。
その後、PFCがSUSロ-タ-専用の摩材を搭載したパッドを開発し、ダクタイル鋳鉄ロ-タ-を凌ぐパフォ-マンスを発揮。
現在では2輪用は何処のメ-カ-もSUS製ロ-タ-が当たり前になりましたね。
実はその立役者が国美コマ-ス、つまりサンスタ-製のステンレスロ-タ-だったと私は思っています。
金属の事は詳しくはありませんが現在のSUSロ-タ-の多くは低炭素マルテンサイト系ステンレス鋼をベ-スとしていて硬度も充分で550℃以上の熱にも耐え安定性も高いらしい。
サンスタ-が同じ素材、テクノロジ-を持って製品化しているのかどうかは知りませんがその最高峰モデルとされるワ-クスエキスパンドを試す機会があるかもしれません。
楽しみですね♪
話はそれますがブレ-キ周りの締結に64チタン等の軽貴金属は如何なものかと言う向きも有りますがロ-タ-はSUS製、インナ-ロ-タの多くはアルミ製、フロ-ティグカラ-もアルミ若しくはSUS製でキャリパ-もこれまたアルミ製・・・ホイ-ルなんて市販車にマグネシュウム製が投入される昨今・・・・。
64チタンの降伏点ウンヌンは逆に如何なものかと思ったりしますね^^
※画像はワ-クスエキスパンドではありません。
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