2018.08.31
H2のタイヤ・・・
いまだkawasaki H2のタイヤ交換はやった事が無いのですが、昨日H2のお客様からタイヤ交換のご相談を承りました。
オ-ナ-さんはブリヂストンのサイトでOEMタイヤの開発物語をご覧になったようでH2はRS10の専用OEMタイヤじゃないとダメなのかと。
サイトを見る限りではH2に限らずR1MもGSX-R1000もそれぞれ専用のRS10以外はNGとも受け取れる内容ですね。
まぁCBR1000RRの場合は多少開発コンセプトが異なるようで他の3機種とはかなり違いがあるようですが・・・。
何方にしてもそれぞれの物語は・・・なんだか違和感がありますねぇ。
更に同社のREPタイヤのカタログに記載の内容は物語とは矛盾を感じます。REPとは全く異なるとしているわけですから。
OEMタイヤに関しては何度も記事にしましたが例えばPCRではブッガッティやフェラ-リ、ポルシェなどのハイエンドモデルに関しては本来の意味でのOEMタイヤが専用として開発されています。OEMタイヤに関して欧州では保険も絡む重要要件でもあります。
国産ではGTRもそうですね。こちらは明確な規定はないものの保険関連はかなりややこしいようです。
それは兎も角、これらのOEMタイヤ以外にマッチングするREPタイヤはないのかというと車両メ-カ-としては確認していないので分からないというのが答えでしょう。もちろん私も分かりません。
また大衆車のOEMタイヤとなると事情は異なり規格の担保やコストが重視され特別なOEMタイヤとは全く考え方が異なります。
モ-タ-サイクルに関しても近年はPCRと同じようにそれぞれモデルの位置付けによってOEMの開発コンセプトが大きく違っているようです。
OEMタイヤに関してこんなこと書いてるとメ-カ-の方が激怒していたなんて話も聞きますが・・・何処に激怒するポイントがあるのかよく分かりませんねぇ(^^;
性能も大切、コストも大切どちらにウェイトを置くか。
話を戻してH2のタイヤに関してはサイトで語られているように最高速度350km以上を確実に担保できるREPタイヤは無い訳で。
スピ-ドシンボルも(W)以上でなくてはならないしもっというと規格的には(Y)という事になります。
国内ではこのような状況で走行することは先ずないと思いますが海外では有り得る環境です。
またメ-カ-としては車両そのものが最高速度350km以上を謳っている以上、相応の能力を担保したタイヤを装着する必要があります。
故に最高速度400kmを記録したH2Rも含めてOEMタイヤ以外にこれであれば大丈夫と太鼓判を押せるタイヤ無いという事になります。
無論、国内において常識的なレベルの走行という事であれば選択肢は多く存在し、ライディングプレジャ-という点で考えるとOEMより優れたREPタイヤもあると思います。
がしかし・・・あくまでもご本人の判断によるところで私が責任を持てるという話ではありません。
因みにS1000RRのOEMはレ-ステックだったりS20だったり・・・RCV213も当初はS20でしたよねぇ。MT09のOEMはD214やS20(識別記号はMorW)ですがこちらは如何かと。
人生色々・・・OEMタイヤも色々というところですかね。
まぁ例のスト-リ-は営業戦略的な意図も感じます。またある意味事実でもあるでしょうけど全て専用のOEMタイヤが最良であると言っている様なものですから自社のREPタイヤをも否定しているとも受け取れる所もありもます。
因みに過去のOEMタイヤの関連記事ですhttps://blog.reira-sports.com/?p=6911
本当にOEMタイヤがそれぞれの機種にとってベストであるのであれば車両メ-カ-さんもタイヤメ-カ-さんも声高らかに謡えば宜しいのではないかと思います。
あくまでも零細タイヤショップの店主である私の個人的な感想であります(^^;
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2018.08.30
降り出しました・・・
福山の常連さん
何時もの様に何時もの朝トレ-コ-スをウォ-キングしていたら携帯電話が。
電話は京都から福山に戻られたF原さん「今日タイヤ交換に伺いたのですが在庫はありますか?」なんて内容。
えっ?今どちらですか???「福山です」みたいな (^^;
電話を頂いたのが午前7時過ぎ、ショップに到着されたのが午後2時ごろ・・・・・いやいや・・・・お疲れさまでした。
ご指名はPOWER RS、やっと奥様とお揃いになりました。
それにしても思い付きで突然付き合わされた奥様は・・・・。
縁というものは本当に不思議なものでそもそもF原さんが京都在住のころ同じマンションに住まわれていたバイク乗りさんから当店の話を聞いたというのが始まりで。
そのバイク乗りさんは当店にご来店されたことは無いのですが・・・話を聞かれた方が今では常連中の常連さん。
奥様とうちのかみさんもウマが合うようで・・・。不思議なものですねぇ。も少し涼しくなったらバ-ベ-キュ-でもやりましょう♪
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2018.08.29
Used POWER RS
ROAD5 5366km
R1100Sに装着したROAD5も全走行距離5366kmに達しました。
MICHELIN社の謡う5000kmに達しても初期のパフォ-マンスをほぼ担保するというのは本当なのか?
それを検証すべく様々な条件の中で走らせてきました。
外気温o℃~40℃近い酷暑の中、そして極寒のフルウェットまで・・・
人間というのは徐々に変化して行くハンドリング特性やグリップ感・実グリップレベルは慣れることによって大きな変化を感じなかったりします。
私の場合は一応プロのテストライダ-の端くれでもありその辺は大丈夫・・・・かな・・・・みたいな(^^;
まぁ官能評価にそれなりの自信はありますが、念の為要所で新品のROAD5をライドし・・・あくまでも念の為・・・感覚をリセットしつつ検証。
ROAD5はスポ-ツツ-リングセグメントの中でウェットグリップはずば抜けたポテンシャルでドライグリップもレベルは高い。
がドライグリップレベルに限って言えば某メ-カ-の同セグメントのモデルにやや劣るのも事実です。
とはいっても一般公道レベルで不足があるものではありません。
でもって5000kmを超えたROAD5のパフォ-マンスは如何に。
まず初期走行から1000km程度まではツ-リングスポ-ツセグメントのタイヤとしてはややスポ-ツモデルに寄せすぎている印象が強くこのセグメントのタイヤとしてはステア-特性はややクイックでフルバンクでの剛性感も高く・・・勘違いしてしまいそうな所も。
しかし1000kmを超える辺りからタイヤケ-スがこなれた感覚で全体のハンドリング特性は穏やかで超ニュ-トラルなものに変化する。
更にコンフォ-ト性は高まり安定感や接地感も増す。またタイヤ内圧に関しても高いほうに幅が出る。
言わば本来のセグメントに相応しいキャラクタ-に変化し、これが本来のROAD5であると思います。
ある程度落ち着いたパフォ-マンスはその後5000kmまで変わらず維持され感覚的には能力が高まった感さえある。
上記のドライグリップレベルも某メ-カ-の同セグメントのタイヤをこの時点では超えています。
超えているというより比較対象のタイヤのレベルが低下しているといった方が正しいですね。
この時点での磨耗は非常にナチュラルで外角断面形状の変化は僅かで偏摩耗も皆無。これは使用環境にもよりますが。
ウェットでのパフォ-マンスは数値的には変化がないといったところかもしれませんが感覚的に高まったように思われ、それが絶対的な安心感に繋がっています。
ツ-リングスポ-ツセグメンに求められるパフォ-マンスは長距離走行でも疲れがたく積極的に入力しなくても普通に走って操作して「進む・曲がる・止まる」に優れ、そして磨耗による特性変化を極力抑え且つ耐摩耗性に優れることに加え低温域から高温域までの全天候でこれを担保すること。そして高い持続性が求められます。
全てを100点満点で担保するのは難しいと思いますがROAD5全てにおいてかなりの高得点。おそらく現時点では同セグメントの中で孤高のトップといっても良いと思います。
MICHELINはこのセグメントのタイヤ造りには定評がありますが流石だと思います。
まぁ私はMICHELINの専属契約ライダ-なので・・・そりゃぁ悪くは言わないでしょうって方もおられると思いますが・・・
話半分に聞いてもらってもROAD5は確かに優れたスポ-ツツ-リングタイヤですね。
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2018.08.28
190/55ZR17 ROAD5入荷
働くタイヤ
昨年の5月末に交換したVANラジ。
友人のハイエ-スですが働くタイヤは消耗も早いですねぇ。因みに・・・・
最も理解しやすいタイヤそれぞれの適正空気圧。バイクも同じですから。
https://blog.reira-sports.com/?p=23195
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