
適正な締め付けトルクはボルトやナットの材質やサイズで最大締め付けトルクが示されています。
例えばM10スチ-ル4,8のボルトであれば最大締め付けトルクは35.81Nmと示されています。
また適正締め付けトルクはこの最大値の69%とされているので適正締め付けトルクは25.1Nmという事に成りますが。
つまり2.559kgf・mになります。
この数値から見るとモ-タ-サイクルのマニュユアル等で指定されている指定締め付けトルクって上限を遥かに通りこしてます。
アクスルなどはJISとISOの違いから止むを得ずという事も有るのかも知れませんが。
更にスチ-ルボルトをアルミのスレッドに絞め込む場合も多くこの辺への考慮も大変重要だと思います。

因みに当店が施工する足回りの締結トルクは工業規格に基づいて可動部や固定部などバイクであるという事も考慮しそれぞれの個所によって適正値の0%~30%高めに締め付けトルクを設定しています。個所によっては最大締め付けトルクという事に成ります。
具体的にはリアのリンクシャフトがM10のスチ-ルの場合3.1~3.5kgf・mで締結。ハイテン鋼であれば4,2kgf・m程度。
少々高過ぎとも思いますが可動部なので安全の為でもあります。
ところがギっちょんちょん・・・某輸入車はリンクシャフトのM10ボルトがスレッド側がヘリサ-ト無しのアルミであるにも関わらず指定トルクはなんとなんと10.0kgf・m。いくらディスタンスカラ-が有るとはいえ目が点ですよね~。
当店で健脚施工したお客様が某輸入車ディ-ラ-に定期点検に出したところリンクシャフトを締め忘れて緩んでいたと・・・・
こんな所は普通は緩まない、なんて整備をしているのかと。(レイラのミスと印象付けたいのでしょうね)
ディ-ラ-さんはネジロックを塗布の上10.0kgf・mで再締結されたそうです。

それは兎も角、作業手順からもその個所を締め忘れることもないし緩んでいたのではなく締結トルクの考え方の違いだと思います。
※サ-キット走行を頻繁に行うと思わぬカ所が緩むこともあります、故にワイヤ-ロックを義務付けたりアクスルナットはキャッスルナットを使用したりします。トラック走行が前提の場合、定期的なチェックは必須。
因みに普通は緩まないという個所にネジロックを塗布するのは何故とも思いますが(^^;
定期点検で3.5kgf・m~4.2kgf・mで締めているボルトを10.0kgf・mで増し締めすればグルリンと締まるでしょうね・・・(;’∀’)
なので緩んでいたと仰っているのだと思います。
まぁディ-ラ-さんなのでその数値が正しかろうが間違っていようがメ-カ-さんの指示通りというのは致し方ありません。
しかし基本の基本を知っていれば緩んでいたのか敢えてなのかは分かるはずです。
何だかとっても残念ではありますが定期点検でリンク周りの締結まで確りチェックしておられることは素晴らしい。
画像は全てこの記事の内容とは関係御座いません。
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