2015.03.05
信じる?それとも信じない?その四
腕を枕にうつ伏せに寝ていたら・・・・何者かが枕元に忍び寄り・・・・
両脇の下をガッツリ掴まれ背中に物凄い悪寒が走り・・・目が覚めました・・・・^^;
夢を見たようですがかなりリアルな感覚で目が覚めても悪寒が残って眠れませんでした。
因みに枕元は壁でしかも仰向けに寝ていたのですけどね~~~風邪でも引きかけているのでしょうか?
ところで今から17年ほど前の夏、家族・親戚で本土最南端の岬に旅行に行った時の話。
1軒しかないホテルを予約していましたがハイシ-ズン中で本館に空きは無く始めて別館に宿泊する事に成りました。
別館が営業されている事もその時はじめて知りました。2階建てで1階は12畳の客室とシャワ-ル-ム、2階は客室が3部屋。
客室からホテル前のビ-チまでエントリ-1分とロケ-ションは抜群です。
その時、ちょっと気に成ったのは2階へあがる階段の横に小さなビ-チサンダルが揃えておいて有りました。
シャワ-ル-ムにも同じくビ-チサンダルが置いてあり、さっきまで使っていた様な子供サイズの浮輪も・・・・
2階に宿泊しているお客のものかとも思いましたが、宿泊客の気配は有りません。
何気にホテルのフロントに尋ねてみましたがその日は別館に泊まっているのは私達だけと言う事でした。
浮輪とサンダルは忘れものだろうと言う事でしたけど・・・。
そしてその夜の事、義父と義兄、そして姪・・・私達4人家族で大部屋で合宿のような状態・・・。
まだ小さかった子どもたちは当然のごとく大はしゃぎでとても楽しそうでしたね。
私の横には当時幼稚園の長女、その横に小学生の姪と長男とかみさんが寝ていました。
私は朝まず目の釣りに備えて4時には起きないと・・・と思って寝ている様な起きている様な感じでウトウト・・・。
そして午前3時ごろだったと思いますが義父がウチの長女の名前を呼び「なにしとんのか?」・・・と。
義父が見ている先を見るとちょうど娘ぐらいの歳頃のオカッパ頭の女の子が備え付けのタンスの中をのぞいていました。
ん?長女は隣で寝ているし・・・・ふと姪を見ると布団の中にもぐりこみ目をまん丸にしてタンスの前の女子を見ていました。
別の宿泊客の子供さんが間違って部屋に入って来たのかなと・・・・
翌朝、義父も姪もその事には一切触れず何事も無かったかのようでした。
私は寝ぼけていてその後、その女の子が如何したのか定かではありませんが・・・・
後日、姪に聞くと女の子は消えてしまったらしい・・・・。
姪は恐ろしくてその時は話せなかったようです、義父はその後もその事については一切口にしませんでした。
実はこの別館には数年前、ウチのチ-ムメンバ-も家族旅行で宿泊し2階の部屋で不思議な体験をしたようです。
その時も同じ様に小さなビ-チサンダルが置かれていたらしい。
この岬は今に至るまで年に数度、釣りに行きます、ホテルは一軒しかないので今でもそこに宿泊していますが、別館にはその時の一度きり。
数年前、近くの港で釣りをしていると地元の方から声を掛けられ・・・・あのホテルに泊まっているのかと聞かれました。
あそこの別館には女の子の幽霊が出るから別館には近づかない方がいいよ・・・なんて言われましたねぇ。
かなり具体的なお話を伺いましたが、ここでその詳しい話は書かない方が良い・・・・そんな話でした。
凄く切ない、小さな女の子の身の上でした。
何となく、流星ワゴンを見ていてその時の女子と重なる想いがしました。
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