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2015.02.17

流星ワゴン

今春のTVドラマはハマって見ている番組がいっぱいです。

そんな中、流星ワゴンと言うとっぴょうしもない設定のファンタジ-。

つじつまの合わない事ばかりですが考えさせられますねぇ。

まぁ幽霊が登場する訳ですからつじつまの合おう筈が有りませんが(~_~;)

因みに主役の西島秀俊さんって私の中では刑事でも公安でも無く島の裁判官と言うイメ-ジが強く残っています。

今回の役どころは弱い男の苦悩、もがき苦しむ姿は三沢恭介と重なるところも有り嫌いではありません。

まぁ奥方様のまるでロウ人形の様な容姿にはある意味ぞっとしますけど・・・。

ところで物語のテ-マと言うのは何処にあるのだろうかと?

浮遊霊と言うべき親子と生霊と言うべき父親チュウさん。

そして永田一家。

幽霊の力を借り過去に戻り未来を変えようとするが、その現実は変わる事は無い。

浮遊霊の成仏と言う未来とか・・・ハチャメチャではある。

しかし、あの時の後悔や悔いを改めることでやり直す事が出来るかもしれないと。

でも絶対に現実が変わる事は無い。

生前出来なかった事は幽霊に成った後でも出来る様になる事は無いと言っていた浮遊霊の父。

しかし、浮遊霊の子供は生霊のチュウさんの特訓によって生前出来なかった逆上がりが出来る様になる。

ホンマにハチャメチャではありますが・・・・^^;

永田はこれを見て諦めず頑張れば未来は変えられると・・・。

しかし何をやっても現実はやはり変わらない。

息子は受験に失敗し、妻とは離婚と言う現実に向かう。

現実のチュウさんも癌と言う現実は変わる事無く最期の時を迎える。

でもねぇ、事象は変わらずとも変わったものが有る。

それはそれぞれの人々の心に宿る想いではないかと。

主人公の心が変わる事によって周りの心をも動かした。

受験に失敗した息子も離別する奥方も、そして最期を迎えた父親も・・・・

恨みや憎しみ・・・そして悔い、少なくともその想いは薄らぎ違う想いがそれぞれの心に灯る。

テ-マは未来を見つめ今をどう生きるか強く考えることこそが変わると言う事である。

現在は変わらずともこれから先の未来は変わるのだ・・・みたいな。

そう言いたいのかも知れませんねぇ。

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