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2015.02.18

虫の息・・・

虫の話と言っても昆虫の事ではありませんが・・・・

ホイ-ルに組み立てられたタイヤの空気充填や気密性を保つ為の小さな部品バルブコアのお話です。

バルブコアは通称ムシゴムと呼ばれていてバルブの中に組み込まれている直径5.1㎜、長さ19.5㎜、重量わずか1グラムという小さな部品で、世界規格の精密部品です。

空気注入時には弁が開いてスムーズな流通を確保し、通常時には空気を外へ漏らさない重要な働きをします

自動車やオ-トバイに使われているコアには大きく分けてチュ-ブレスタイプのバルブに使用されているB型とチュ-ブタイプに使用されているA型が有り理屈は同じですが寸法が異なります。

コアの構成はシ-ルやシリンダ-、スプリング、プッシュロッド等概ね8点の部品で構成されています。

因みにパンク以外の空気漏れの原因の一つにバルブコア不良が有ります。

シ-ルやスプリングの劣化や破損、取り付け不良やプッシュロッドの変形や破損。

例えばスプリングの劣化により高速回転では遠心力でプッシュロッドが押され空気漏れを起したり高温によるシ-ル破損やプッシュロッドの変形によって通路が確り密閉出来ずに空気漏れを起す等、バルブコアは重要な役割を担っています。

耐熱仕様の見分け方は概ねシ-ルが赤色のモノが耐熱仕様で耐熱範囲は40℃~140℃、通常仕様はシ-ルが黒色で20℃~100℃程度。

粗悪なエア-チャックでの空気充填や乱暴な手順でプッシュロッドを変形させる場合も有ります。

またコア取り付けの際、正しく装填されていない等・・・・

コアが原因で空気漏れを起す例は様々です。

スロ-パンクチヤ-等でご相談に来店される方の殆どがコア不良です。

普段はあまり気に止める事も無い小さな精密部品ですが、是非とも気に止めて頂きたいと思います。

安全のために(^.^)/

 

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