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2014.05.10

空気圧

今も昔もタイヤの話の中で最も話題に上るのは空気圧についてですね。

車両メ-カ-の指定する空気圧が正しい、いや間違っている・・・等々。

何度も話題にしていますがメ-カ-の指定する空気圧は間違っている訳ではありません。

但し、最適かと云うとそうでは有りません。

また指定空気圧は日本国内に向けたものと欧州の数値とはかなり差が有ります。

それは何故かという理由も根拠も有りますが政治的な要素が大いに関係有るのは周知の事実。

まぁその件は置いておいて・・・^^;

例えばホ-ムランの出過ぎるボ-ルが物議を醸しておりますが、要は構造に寄る反発力の違いです。

これはタイヤの構造との関係に類似する話でもあります。

またサッカ-ボ-ルには公式戦において規定の内圧が有りますが、それも600~1000hPaと幅が有りますね。

それは条件に寄って適正値が異なると言う事であり土のグラウンドが最も低く、土砂、芝と云う順で高圧に設定されるようです。

サッカ-ボ-ルの評価は内圧の対応能力が高いものが良いとされています。

つまり内圧による特性変化は構造の剛性、特性の変化。

タイヤに関してもカ-カスやベルト材が違えば特性は違っていて当然です。

構造の違いも然り。

車両の重量や特性、出力や走行条件に寄って適正値が変化するのは当然の理屈です。

特定の数値をもって議論するのは意味の無い事です。

設計の段階で想定される空気圧は存在しますが実際にはラボや実走による現実的な数値を探ると云うのも実走実証試験の項目の一つです。

空気圧の数値ありきで開発するわけではありませんからねぇ。

まぁOEMについてはその様な傾向も有る様ですが・・・・

タイヤは自動車構成部品の中において最もフレキシブルなパ-ツだと思います。

 

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