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2025.06.09

みえないけれどあるんだよ

私は山口県下関生まれで長門市にも縁者がいます、同郷の詩人金子みすゞの事はもちろん知っています。

優しくて暖かい詩を綴る女流詩人。しかし、その人柄や生涯の事など何も知りませんでした。

最近は暇に任せて柄にもなく詩などを読んでいたり・・・そんな中で金子みすゞの生涯を知りました。

あまりにも悲しく哀れであまりにも短い生涯に全くイメ-ジが変わってしまいました。

今まで感じていた詩の意味すら変わってしまいましたねぇ。何ともな何ともな気持ちに成りました。

金子みすゞ『星とたんぽぽ』より。

青いお空の そこふかく、海の小石の そのように、夜がくるまで しずんでる
昼のお星はめにみえぬ。見えぬけれども あるんだよ見えぬ ものでも あるんだよ。

ちって すがれた たんぽぽのかわらのすきに だァまって、春の くるまで かくれてる。
つよい その根は めにみえぬ 見えぬ けれども あるんだよ、 見えぬ ものでも あるんだよ。

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