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2013.07.18

YAMAHA TZ250Mの栄光の影に・・・

1993年、ロ-ドレ-ス世界選手権GP250クラスのチャンピオンマシン。

ライバルのワ-クスマシンにストレ-トに劣ると言われながらク-ルデビルの駆るTZ250Mは見事世界チャンピオンに輝きました。

そのプラモデルですが、これは当時モノ^^

全く手を付けずに保存しております。

ところでこのク-ルデビル君がまだ16歳の頃、筑波のGP125クラスでは無敵でしたね~。

確かに速かった。

でも勝率に比例するように生意気さも急上昇でしたね(^_^;)

お前、大したもんだなぁ~なんて褒めると・・・

大したことないです、最終目標は世界チャンピオンですからこの程度は練習と同じです。

なんて言っておりました。まぁ有言実行、世界チャンピオンになりましたからねぇ。

ところで当時、私が開発ライダ-を勤めていたメ-カ-が彼をフルサポ-トしていました。

フルサポ-トと言うか彼専用のスペシャルタイヤを提供していましたねぇ。(ノ-ビスなのに)

担当デザイナ-はパドックで鉢巻男と呼ばれていた、これまた変わり種の人でした。

兎に角、鉢巻男はベロベロに可愛がっていましたね、そりゃまぁ自分が造ったタイヤで必勝でしたから、分からなくもありません。

まだ前後18インチのバイアス時代。

私もその小僧スペシャルのテストをしましたが、兎に角ケ-ス剛性が高すぎてコントロ-ル性に問題ありとアドバイスしていました・・・・が。

反論するかの如く少年時代のク-ルデビル君は剛性が不足していると・・・・・。

猫っ可愛がりな鉢巻男さんは私の言う事など聞く耳をもたず、せっせと超高剛性のタイヤを作っていましたね~。

もう彼以外の誰も使えない専用タイヤに成っていました(^_^;)

そしてあろうことかその専用タイヤをレギュラ-化し商品化してしまいました。

当然、他のライダ-からは酷評を受ける事に成った事は言うまでもありません。

そして・・・某コ-スでのタイヤテストの時の事・・・・。

たまたま私がク-ルデビル君に付く事に成り、タイヤを組み込み・・・コ-スイン。

一周もせずピットインして来た彼は・・・硬すぎて走れたものではないと・・・。

内圧が高すぎるんじゃないですか~なんて言うモノだから再チェック。問題なし。

そんな事絶対にないですよ~と彼は自分のエア-ゲ-ジでエア-チェック。

そこには驚愕の事実が・・・・(@_@;)

なんと会社のエア-ゲ-ジとの値の差が100kpaもあるではないですか!

君、ずっとこのエア-ゲ-ジで内圧調整してたの?

はい、だって○○さん(鉢巻男)が自分のゲ-ジで合わせろって言ってたので・・・

なるほどね~、鉢巻男も気付けよって話です。製品化までしちゃってど-すんの。

子供の話をうのみにしやがってバカタレがって思いましたね。

しかしまぁその後、ヒョウタンから駒とでも申しましょうか・・・・

当時、他のタイヤメ-カ-から言わせると常識外れの超低圧レ-シングタイヤが誕生した訳で、その後GP125クラスで快進撃を開始、伝説とも言えるタイヤへと成長して行ったのでありました。

その理論(後付けの)は現在のMotoGPタイヤへ通ずる所も有ったりするのでは無いかと・・・ちょっとだけ(^_^;)

やっぱ有る意味においても天才だったのかも知れませんね。

おそるべしク-ルデビル君と鉢巻男・・・(^_^;)

その奇跡的な開発の陰には・・・わんも一役かった事になりますよね・・・。

だって壊れたエア-ゲ-ジに気が付いたのは私ですから・・・。

 

あのテストの日もASAYAKEが綺麗でしたね・・・

 

 

コメント

素晴らしいです。
(*゚◇゚)yヽ~ ポロッ(笑)

ヒロさん、これは内緒の話ですよ~(笑)

秘密ですね。
了解しました‼
墓場まで持っていきます!
( ̄^ ̄)ゞ

ヒロさん、宜しくお願い致します(^○^)

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