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2018.08.09

旧マルケジ-ニの持病

お客様からマルケのハブから変な粉が・・・・何でしょうかとお問い合わせを頂きました。

以前にも記事にしましたが旧マルケジ-ニのハブダンパ-はポリウレタン系の材質で分子重合された合成ゴムではありますがプラスチックと言ったほうが分かりやすいかもしれません。

ポリウレタンは柔軟性や弾性に優れ防振や消音性に優れるなどハブダンパ-ゴムとしてもメリットは多いのですが反面・・・

耐熱性に劣り加水分解によって徐々に劣化も進み空気中の微生物などによっても分解が進む等デメリットも多い。

なのである程度劣化進むと降伏応力によって硬度とのバランスが崩れた時点で一気に崩壊・・・みたいな・・・。

因みに数年前からマルケジ-ニのハブダンパ-は材質が変更されておりアイアンラバ-という名称の合成ゴムが使用されています。

こちらもポリウレタン系ではありますがプラスチックとゴムの中間的な材質と位置付けられていますがゴム寄りの特徴が大きいと思います。

アイアンラバ-はNOKの商品名でマルケジ-ニに限らずハブダンパ-として多くのバイクメ-カ-が採用しています。

兎も角もアイアンラバ-の耐久性は従来の150%以上、もちろん劣化は否めませんが旧ポリウレタンの様に粉々に破壊はされませんので信頼性は高いと言えますね。

マルケジ-ニのホイ-ルそのものは世界の一級品である事は間違いありませんが、旧タイプに採用されていたあちゃら製のベアリングやダンパラバ-は不評でしたもんねぇ。

現在はベアリングもそしてハブダンパ-も信頼性の高いものに変わっております。

ええ~!!俺のホイ-ルのダンパ-は~~?なんて気になる方は一度チェックしたほうが良いと思います。

そのまま乗っていると他所にダメ-ジを与えます、早急に対処なさる事を強くお勧めいたします。ご安全に!!

 

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コメント

こんにちは。ダンパーはホイールを外さずに

チェックする方法はありますか?

因みに、あちゃら製のとはお隣の

C 共和国でしょうか?何だか気になります。

スプロケットキャリアの隙間から粉のようなものが出ていたらアウトです。

ベアリングは欧州製でしたね・・・。

ありがとうございます(^^)

心配であれば一度見せてください。

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