« | »

2018.03.15

タイヤは科学の塊です

少し前の話に成りますが某国立大学工学部の学生さんと熱い?タイヤの話をしたことが有ります。

学生さんはアメリカ国籍の女性ですがかなり勉強されている様で業界では有名なバイクの構造やタイヤの力学についての著書について学内のサ-クルで検証した結果数か所について誤りがあるのではないかと。

その内容は兎も角・・・・

私自身は何方かと言うと応用力学、構造力学の分野でポリマ-系の化学については上っ面程度ではありますが・・・。

タイヤの科学については摩擦一つとってもゴムと言う弾性を示す材料にはク-ロンの摩擦の法則は当てはまらないしタイヤ独特の物理世界が有ります。

その辺りの事が如何に工学部の現役で有ってもなかなかと言う所ですね。残念ながら。

因みに近年のタイヤの進化は目覚ましくもあり先祖返り的なところもあり・・・・

昔はアイディアが有っても製造技術が追い付いていないなんてことも有りましたが現在ではそれが可能に成っているとも言えます。

現役の設計開発のメンバ-とも交流は続いており「ねぇねぇこれってどういう事?」なんて迷惑もかけ続けておりますが・・・(^^;

人間、一生勉強であります。知ろうとする意欲が失せたらお終いですもんねぇ。

ま応力構力は昔から現在まで基本何も変わっていませんからねぇ。がしかしポリマ-系に関しては新しい材料も多く進化は超目覚ましいので常に勉強していないと訳が分からなくなってしまいます。

なので文献もよく読むし分からないことは専門家に素直にレクチャ-して頂いております。

MICHLINさんからも技術的な刺激は受け続けています。この手が有ったか~なんて思う事も屡々。

で何が言いたいのかと言うと某国立大学工学部の学生さんはバイク関係の仕事、タイヤも含めて将来はそちらの方面に進みたいと仰ってました。

成れば申し上げておきますが専門書や文献に解かれていることにとらわれず柔軟に多角的にイメ-ジを膨らませる事と最後は情熱です。勿論、基礎学力とセンスは必要ですし好きと言う事はもっと大切。

疑問を抱くことは超大切です。疑問を解くという事が進むという事です。モノ作りは全て同じかもしれませんね。

如何なメ-カ-が作り出したものであっても全て正解とは限りません。

失敗から生まれるのですよ未来の正解は、その連続です。でもねぇその開発が面白いのですよ。

頑張って夢をかなえてください。

コメント

No comments.

Comment feed

Comment





XHTML: You can use these tags:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

CAPTCHA