2018.04.23
ス-パ-リヨセル
モ-タ-サイクル用タイヤに使用されるコ-ドの種類はレ-ヨンやナイロン、ポリエステルやコ-ティングスチ-ルワイヤなどが有りますが単にレ-ヨン、ナイロン、ポリエステルと言っても種類は多く例えば米国デュボン社のケブラ-もナイロンです。
ブリヂストン社はレ-ヨンの使い手として名を馳せたメ-カ-で現在も多く使用しています。
レ-ヨンはセルロ-ス系のコ-ドでありしなやかであることが特徴ですが比較的剛性は低い。
同じセルロ-ス系コ-ドでもリヨセルと言う繊維は剛性が高い。リヨセルはユ-カリの木から採取できるこちらもセルロ-ス系のコ-ド。
一般にはテンセルと言った方がピンとくるかもしれませんね。
テンセルの特性からしてもしかするとフィギュアスケ-トのコスチュ-ムにも使用されているかもしれませんね。
因みにピレリのレ-シング系のリアタイヤにはこのリヨセルベ-スのコ-ドが使用されています。
しなやかで高剛性であるが・・・
摩擦に弱く耐久性に劣る他、コ-ドアングルの自由度も狭く一般公道用のタイヤに使用する場合耐久性や狙った特性が出しがたいことも欠点の一つである。
そこでリヨセルの特徴を活かしつつ耐久性耐摩耗性も向上させるためナイロンコ-ド等との複合材が使用されることが多い。
その辺りが各メ-カ-のノウハウでさじ加減がものを言う訳です。
因みにピレリの複合材の内容は存じませんがス-パ-リヨセルと呼ばれる優秀なコ-ドと言とわれております。
しかし、やはりリヨセルはリヨセルですから長期的な観点から見るとレ-シングタイヤやハイスポ-ツタイヤ等比較的使用期間の短いものに採用されています。
一部PCタイヤでそうでは無いものも有りますが。
あくまでも私的考察ですが劣化(磨耗ではなく)によるハンドリング特性の変化等パフォ-マンスの極端な低下の一因であると考えています。
なのでツ-リングモデル等への使用はあまり聞きませんね。
ミシュランがポリエステル系コ-ドとポリアミド系コ-ドに拘りコ-ドアングルやデザインで求められる要件に対応している理由もこの辺りにあると思います。
さてRACING以外、ストリ-トスポ-ツセグメントにリヨセルを投入したロッソコルサ2は如何かと気に成りますが初期走行では申し分のないパフォ-マンス。
マテリアルも日々進化補続けている訳でその性能向上は目覚ましい。
ピレリが再びハイスポ-ツ市場を圧巻するかもしれませんね、頭一つ跳びぬけた感じです。
後は耐久性と耐劣化性にどのように対処しているのか?気に成りますね。
やはり熱いタイヤのマ-ケットは面白いし魅力的ですね。やんちゃなタイヤは好物です(^^;
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