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群馬県のみなかみ町に有るサイクルスポ－ツセンタ－と言う施設で行われたディ－ラ－向け体感試乗会。

コ－スは全長6kmのクロ－ズドを半分使用して実施されました。

標高は900mでコ－スはアップダウンに富んだテクニカルコ－ス。

サ－キットとは言えレ－ストラックでは無くセ－フティ－ゾ－ンは無い。

路面は荒れに荒れておりバンプギャップが多く、苔むす所も・・・・^^;

さらに各コ－ナ－に山水が流れ出していて・・・コ－ス前半はうっそうとした立木の陰に成り一日を通してウェット。

正に今回のテストライドのテ－マ－に最適の条件。

コ－ス幅は狭く、殆どがブラインドコ－ナ－、朽ち果てた峠道って感じでしたね。

テストライド対象のタイヤは今更POWER3なのですが、実はこのタイヤ全く新しいコンセプトで開発されたスポ－ツタイヤでその姿が見えにくいと言う事でMICHELINさんもそれを伝えるべく今回の体感試乗会となりました。

”あらゆる条件に対応するマルチパフォ－マンスを与えられたグランドスポ－ツタイヤ”

これは私がPOWER3を評した言葉ですが正式なキャッチとして採用されたようです・・・ね（ははっ）

そのPOWER3のパフォ－マンスを余す事なく引き出すためのポイント、それは内圧です。

今回はＳＳモデルからNKモデルまで機種をそろえ、日本の車両メ－カ－が指定する空気圧と私の経験と私的計算式から算出したベ－ス空気圧に機種の特性を加味した内圧との比較を一部ブラインド、一部公開してディ－ラ－の方々に体感して頂きました。

テストライド初日はMICHELINスタッフと私による内圧の確認や機種によってはサスセッテイングも含めた徹底的テストライド。

驚く事にMICHELINのMC部門の日本国内の総責任者もライディングウェア－に身を包みウェット路面を果敢に走っていた事に感動すら覚えましたね。

因みにMICHELINの社員さんは老いも若きも全員がご自身でテストライドし私の話に耳を傾けて頂けました。

私の中のテ－マはタイヤの仕様と内圧による特性の変化。

例えば同じサイズ同じ機種で有ってもその銘柄によっては内圧の最適値は異なると言う事の体感証明です。

同カテゴリ－のAと言うタイヤとBと言うタイヤに異なる内圧を与え剛性感やステア特性、ドライ＆ウェットのグリップレベルやコンフォ－ト性の違いをブラインドで検証。

当然の事ですがＡに与えた高い数値の内圧よりもBに与えた相対的に低い内圧の方が剛性感に勝りしかもコンフォ－ト性に優れると言う最新テクノロジ－の証明です。

無論、POWER3も同機種に車両指定空気圧とそうでは無い内圧を与えたものと比較検証。

評価は言うまでも有りませんが一部のご指摘によって指定空気圧のメリット？も検証できました。

さらに別カテゴリ－同サイズ同機種による内圧の適正値の違いなどを検証。

先入観をなくすため国内のメ－カ－の指定空気圧以外は一部を除き伏せて行いました。

ライダ－スクラブさんにも同じ仕込みをしていましたが、流石にセンサ－は鋭い様で的確な評価をしていましたね！

但し、内圧の事には気が付かなかったようです。

多分、答えを聞いてビックリすると思いますが彼らが持っている内圧の論理も概ねは間違っていないと言う事です。

しかし、条件とタイヤの仕様によると言う事も付け加えて頂ければ合格点かな。

また参加者60名の中には国際ライセンスの保持者や現役でロ－ドレ－スに参加されている方々も居られ鋭いご指摘も頂きました。

ブラインドの内圧に関しては欧州の車両メ－カ－が推奨する値をベ－スにしたものです。

その値にタイヤの構造違いを加味した数値で私の独断です。

あくまでもクロ－ズドコ－スである事を条件に許可頂いた事なので誤解のない様にお願い致します。

技術的な講習会では決してミシュラン贔屓の話では無く良く悪くも・・・そんな話にOKを出して頂きました(^^ゞ

ライダ－スクラブの編集長である小川氏とも意見交換が出来て楽しい時間が過ごせました。

普段はバイク雑誌を買う事は有りませんが今度のライダ－スクラブは買ってみようかな～。

因みに私は一切登場しませんので・・・・あしからず・・・・^^;