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2013.10.06

サスのへたりとタイヤの摩耗

随分とコンディションの良いK100RS

最近、こんなに綺麗なK100RSを見た事が有りません。

車体だけでなくエンジンもとっても綺麗です!素晴らしい(^O^)

ところでお客様は走行中、車体が安定しないサスではないかと・・・

チェックさせて頂きましたが、見た目は超美しいK100RSも流石に経年劣化は否めずサスペンションは完全に減衰能力を失っています。

これは部品が出る間に早急に交換した方が良いと思います。

また、更に乗り続けられるのであれば後々O/H可能なリプレス品がお勧めです。

ところで・・・

ショックアブソ-バ-の劣化は車体の安定性や運動性を損なうのは無論ですがタイヤの摩耗を促進し偏摩耗を誘発します。

その辺の相関関係を私なりに分かり易く説明させて頂いておりますが、いまいちピンと来ないと言う感じでしょうかねぇ・・・・。

ショックアブソ-バ-が減衰能力を失うとスプリングの伸縮運動を制御できなくなります。

制御できなくなったスプリングは路面の凹凸によって早い周期で伸縮運動を続ける事に成ります。

つまりタイヤは路面にたたかれ続ける事に成ります。

タイヤは均一に接地しながら転がる事が出来ず偏摩耗を誘発します。

また発熱量も高くなり早期摩耗に繋がります。

当然、破損の確率も高くなり高速走行などでは危険ですらあります。

質量の小さな場合は影響も小さくなりますが、例えばカブなど最初から殆ど減衰力の無い状態ですがそれでも運動量が大きくなれば同じ事が起こります。

故に最近はその辺の改善が試みられていると言えるかもです。

アメリカンタイプに見られるリジットサス風のノンサスペンションはとても危険な改造ですが、減衰力の介在しないスプリングのみのサスと比較は出来ないかも知れませんが・・・・

検証した事も無いので何とも言えませんけど・・・どっちもどっちだと思います。

因みにオ-トレ-スで使用されている競技車両はリアサスペンションは無く、専用に設計されたリジットサスペンションフレ-ムが採用されています。

だったら危険ではないかと言う声も聞こえてきそうですが・・・・

オ-トレ-スのオ-バルコ-スはカントはついていますがス-パ-フラットと呼ばれる凹凸が全くないと言っても良い路面で有る事と周回数が非常に短く、かつ専用のレ-シングタイヤであると言う事なので単純な比較はできません。

まぁそれでも私はリアにもサスペンションを設けた方が良いと思っています。

ご安全に(^.^)/~~~

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