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廃棄したTZ250のパ－ツの中で如何しても捨てられないYPVSバルブ。

1998年。

あの頃は商売もそっちのけでレ－スに没頭していましたね・・・・^^;

全日本選手権はヤマハ、スズキ、ホンダもGP250ccクラスにワ－クスマシンを送り込み又メ－カ－KITを組み込んだ市販レ－サ－等、群雄割拠の激戦区でした。

参加台数も多く予選を通過するだけで一苦労な時代。

そんな中、ウチのチ－ムにメ－カ－KITなんて回ってくる筈も無く、ひたすらオリジナルチュ－ンのTZで戦いを挑んでおりました。

オリジナルチュ－ンのシリンダ－、チャンバ－そしてクランクケ－スの加工やCDIのマップも手探りで変更していました。

その中で閃いたのがYPVSバルブの加工。

排気圧によるバルブの貼り付きを緩和し更にYPVSバルブのスペ－スを複チャンバ－としても利用しては如何かと。

これが図星！

1998年全日本選手権第５戦MINE大会でその効果は如何なく発揮されYZRやNSR、RGVγ等のワ－クスマシンに次ぐ最高速をマ－ク。

これはHRCさんが計測した記録で理由は分かりませんがデ－タ－を提供して頂きました＾＾

長いレ－ス人生の中で最も記憶に残る一戦。

その翌年から先行テストと称して時期モデルのパ－ツ等がヤマハから供給されるようになりましたね。

このバルブは自分のレ－ス活動の勲章としてやはり取っておこうと思います(*^^)v

 

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