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2019.11.12

健脚

健脚については実施するしないに関わらずお問い合わせも多く大変光栄に存じております^^

健脚の効果や変化についてご質問を頂くことも多いのですがエンジンチュ-ニングの様に具体的に〇〇PS向上しますなんてことが言えません。

またサスペンションテスタ-のグラフを提示するという方法も有りますが一流サスペンション専門店の様にそんな豪華な設備はありませんから全て私の経験値と知識による施工に成る訳です。平たく言えば私の感性に基づく・・・みたいな。

因みにサスペンションセッテイングやチュ-ニングにはセオリ-というものが有りますが健脚の場合、セオリ-を無視することも多々あります(^^;

と申しますのもサスペンションのこうあるべきという基本はあるにせよ各々ライダ-が快適に思える仕様は必ずしも同じではないしセオリ-に沿ったものがベストとされる訳では無いと考えております。

そもそもサスペンションに関してはタイヤメ-カ-勤務の頃に当時タイヤメ-カ-が別ブランドで開発していたKYBさんとの仕事の中で基本的なことを学ばせて頂きました。

その後はヤマハ発動機さんがらみで和製OHLINSとも言える創輝さん等とレ-ス関連の中で学ばせて頂きました。

そんな中で疑問が生じたのはレ-スとストリ-トで求められるパフォ-マンスは根底に流れるものは同じでも実は別物であるのではないかと。

そんな疑問の中で大先輩である和歌山利宏氏がヤマハ時代にスズカ8時間耐久レ-スに参加し入賞を果たした時のエピソ-ドが大変参考に成りました。

ストリ-トマシンをレ-スマシンにする場合、当然の様に脚は固めるという考えが有りキャスタ-は立てるトレ-ルは短く的な方向ですが当時その方向で詰めていくと全く思うように走れず、そもそも開発者だった和歌山氏は全くの発想転換で逆の方向へ大きく振ってみたところ大正解で結果入賞を果たしたという話。

そもそもベ-スとなった車両の素質、8時間という長丁場そしてライダ-の感性にマッチしたという事でしょう。

そんなエピソ-ドにヒントを得てTZで全日本を走っていた時代もセオリ-は無視してトライを続けました。

レ-ス仲間からはタイトで小回りである私の走りを盗人走りなんて言ってる方も多かったですね~(;’∀’)

でもそれはある意味私のTZの足回りが優れていたという事だと思います。特にウェットはチ-ム全員強かった。

まぁセッティングを聞いたヤマハの開発屋がビックリするような仰天ものでしたけど・・・・(^^ゞ

それは兎も角、ストリ-トをメインとした一般のライダ-さんに向けてはそれぞれの感性を読み取り先ずは安心感と快適性に重きを置いて安全性を第一にタイヤと車体をつなぐ言葉通りしなやかなサスペンションを構築するというのが健脚です。

タイヤとのシンクロはとても重要です。

姿勢にしてもこれが絶対というものもなく要は各々ライダ-が安心して積極的に働きかけられる状態を構築することで結果的に操縦安定性や快適性の向上に繋がるという確信のようなものが有ります。

世の中のライダ-が皆さんがプロなみのスキルを持ち合わせているわけでもないし例えばプロでも感性はそれぞれですもんねぇ。

私にはマルケス選手の脚は作れませんが当店にご相談頂いてるお客様方の脚は創ることが出来ると思います。

 

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コメント

健脚とは、私の周りの人たちによれば何より安心感たとか、コーナーで今まで何となくあった不安がなくなるとか、身構えたりせず、すっとコーナーに入れるとか言われてます。私的には特にフロントの接地感、サスの動きやボトムが分かりやすくブレーキコントロールで変化させやすい、思うままに曲がれる感じとでも言いましょうか、舵角の付きかたもリニアで予測しやすい。
タイヤによるものもあるでしょうが、
簡単に言うと乗りやすいと言う感じでしょうが、これは体感しないと解らないかもですね(^_^;)

安心感は大切ですね^^

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