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2013.12.14

VTR SP-1

オ-ナ-さんはF-15のメカニックをされていて、ご来店の度に興味深いお話しが伺えます。

今回も内輪で話題の64チタン合金の効果について等、盛り上がりましたね。

まぁバイクでは結果としての効果が殆どですがジェット戦闘機では欠かせない素材であって極端な話、無ければ飛ばない程の重要性を持っているようです。

因みに・・・・

新しい仕様やパ-ツの変更などが有った場合、メカニックさんも同乗してテスト飛行するらしく、テストを担当する専任?のパイロットも居られるとか。

何だかカッコいいお話しですね(^O^)

ところで今回はタイヤ交換でご来店されましたが、前回ステムのO/Hを含む健脚仕様の出来に甚く感心されておりステア特性の激変と路面からのインフォメ-ションのダイレクト感が素晴らしいと、兎に角SP-1がこんなに旋回性が良いとは目から鱗だとか。

早くやれば良かったと仰って頂きました。

かなり走れる方(巷の評判です)なので私もその方向性で気合を入れてセットアップさせて頂きましたから、お褒めの言葉に痛み入り候(^^ゞ

今回は迷っておられたリアサスペンション、懸案のNewOHLINS投入をご決断。

もう任せてちょんまげ!です^^

現在の状態は取りあえずリアの妥協点を探りアジャストしている状態ですから、NewOHLINSを投入すれば100%・・・とは申しませんがしなやかさと旋回力を高い次元でバランス出来ると思います。

少々高価なサスペンションですがアジャスティング等を考えても新品に勝るものは有りませんからねぇ。

O/Hすれば中古でもと思いがちですが何処までやるかが問題、新品はそのままで100%の能力を担保していますから^^

リトレッドやリサイクルが常識である航空機のメカニックさんだからこそ,その辺は良く理解されているのだと思います。

また装着されているPOWER SuperSportとの相性も抜群です。

あの頃(SP-1が市販された当時)こんなタイヤが有ったら・・・。

あんな苦労も無かったかもなんて思いますねぇ・・・イベントレ-スレベルの話ではありますけど。

ところでフル健脚仕様完成後にタンデムでテスト走行は出来ませんので宜しくお願い致します。

 

 

 

 

2001年鈴鹿8耐を制したVTR 1000SPW

正にVTR SP1。熱き時代のス-パ-バイク!

前にも書きましたがSP1は気難しいマシンではあるものの、この当時SP-1ベ-スのス-パ-バイクをライド出来たのは良い経験に成りましたね!

当時、VTR SPWのポテンシャルを100%引きだしたのはMICHELINのテクノロジ-があればこそと感じましたね。

カッコいいバイクです(^.^)/

コメント

SP-1の何が気難しいのかと・・・速攻の質問がきました~。

まずSP-1はかなりハ-ドなセッティングにしないと動かないと言うか入力に対するレスポンスが宜しくない。

またキャンバ-と実旋回曲率の差異が大きくリアタイヤの軌跡が極端に内側にある感覚がある類のアンダ-ステア-。

またハ-ドが故に限界が掴みにくくコントロ-ル性におとる。

しかしエンジン特性は素晴らしくトランション性能も素晴らしい。

これを生かすのが足周りのセットアップのツボではないかと。

フロントとリアのストロ-クバランスと動的姿勢。

要は前後の減衰特性とバネ定数、プリロ-ドをトラクション特性を主軸にセットアップするという事。

その先は秘密ですが(^^ゞ

トラクションで曲がるってのがヒントかな。

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