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2013.11.18

面白いですね!

本日は定休日ですが・・・

PCを開くと3通のメ-ル、内容はチタン合金のボルトに関するご意見でした。

内容はクロモリと64チタン合金の強度、剛性、比強度を比較する表とか考察とか、チタン合金ボルトナットによる締結に否定的な内容とか・・・・

否定的ではあっても悪意のあるものではなくメ-ルも返信可能なもので紳士的な方たちだなぁと思います。

まぁチタン合金が何たるものかは門前の小僧経を読む程度の私が説くよりもネットで検索すれば専門の学者さんやメ-カ-のサイトが見られるのでそちらの方が精度は高いと思います。

でもねぇ、ブレ-キ関係に使用するのは不適切と言う様なご意見は看過出来かねます。

何しろ販売していますから(^^ゞ

以前、デモ走行させる為のYZR500のメンテナンスを手伝ったことやYZR-M1に関しても実際にこの目で見て触りメカニックの方とも色んなお話しをさせて頂いた事が有ります。

因みに某会社の社長さんがWGPに参戦していたチ-ムカタヤマをサポ-トしていて使用していたNS500が現役を引退したのち、その後のメンテンナスを私が請け負っていた事が有ります。

直接ではなく、当時その社長さんが保有していたティレルF1をメンテしていた4輪のレ-シングチ-ムがバイクの事は分からないからと相談を受けて引き受けた次第です。

まぁここまで書けばその社長さんが誰だか分かってしまうかもしれませんけど・・・^^;

YZR500もYZR-M1もNS500もエンジン内部以外に使用されているボルトの殆どがチタン合金です。

カウリング関係がアルミのファスナ-を使用している程度です。 ファクトリ-マシンに使用しているから全て正しいとは言いませんが少なくともラボでの試験では有効とされているからだと思います。

まぁオ-トバイや自動車に限った話で構造物全てに有利だとは思っていませんけど。

担保理由の一つには成るかなと。

またF15のメカニックをされているお客様からもチタン合金ボルトの話は詳しくお聞きした事もあります。

F15の主翼に使用されているファスナ-はチタン合金。コストや様々面からチタン合金が最適だと言う事です。

交換スパンはごく短い様ですが交換されたチタンファスナ-はメ-カ-の手によって再生されるそうです。

世界でも有数の金属メ-カ-長らくお勤めのお客様からも金属とは何たるか、鉄鋼とは何たるかのお話も随分お伺いいたしました。

全て門前の小僧習わぬお経を読む・・・・そのまんまですが(^^ゞ

オ-トバイと言う構造物の締結にチタン合金は明らかに有効であると言う事ではないでしょうかね。

例えばブレ-キキャリパ-の組み立てボルトをチタン合金にすれば性能が向上するとは思いませんが結果的にブレ-キキャリパ-の持つポテンシャルをより生かす事が出来ると言う事ではないかとおもいます。

確かにレ-ス後半もキャリパ-の所謂タレは改善されていたように記憶しています。

因みに最近のBMWのブレ-キキャリパ-取り付けボルトはステンレスが採用されています。トライアンフ等はステムの締結にもステンレスボルトが採用されています。

耐腐食性と見た目と言う事だと思いますが・・・・

そこにチタン合金ボルトを使用したとして何の不利益が有るのかと言う事ですよね。

チタン合金のボルトナットを使わなければいけないと言っている訳ではなく適所に使用する事によってそのメリットは大きいですよと言っている次第です。

 

風の谷のナウシカ 風の伝説

風の伝説、音楽そのものが物語の様で背中がゾクゾクしてしまいます、困ったもんだね宮崎アニメおいさんは・・・(^^ゞ

ところでこの時代(どの時代?)剣士の持つ剣は超硬セラミック製。

しかし伝説の剣士ユバの持つ剣はオ-ムの殻から削りだした無敵の剣。

実際の硬度はセラミックでビッカ-ズ硬度≒2800、因みに一般の鉄鋼は≒700故に超硬のつくス-パ-ラミックの剣は軽くて物凄く強い!

オ-ムの殻から削りだした剣はそれに勝る訳ですから想像を絶する高性能と言う事に成りますね。

因みに曲げの強度から考えるとセラミックが470Mpa、オ-ムの殻が特殊なカルシュウムとして400Mpa(かもしれない?)

そう考えるとユバの持つ剣はセラミックの剣に劣るはずで・・・・・^^;

きっと数値では計りきれないポテンシャルがそこにはあるのでしょうねぇ・・・なんて。

ところで・・・ドイツの超著名な会社の製作したセラミックの包丁よりも種子島の名匠が鍛えた包丁の方が全てにおいて勝るのは事実であります。ただしメンテナンスはとても繊細であることは言うまでも有りません。

何事も一数値を持ってその物を計り知ることはできないと言う事ですねぇ・・・多分。

 

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コメント

物凄いレスポンスですね・・・・

早速、あなたの話は殆ど人から聞いた話で受け売りではないかと。

全く持ってその通りです。

しかし、それをいってしまえば先生と呼ばれている方の殆どは先駆者や研究開発をされている方々から学び聞き及ぶわけで・・・

私も金属の研究や開発に携わった経験はありませんが取り扱いは熟知しているつもりです。

因みに名無しさん、あまりにも見るに耐えない言葉遣いだったのでコメントはアップしませんがご意見は確かに受け取りました。

私のR1100Sも殆どチタン合金ボルトナットに換装しています、なのでチタン合金の取り扱いを知らない人に触らせようとは思いません。

デリケ-トである事は確かですからそれは認めますよ。

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