2019.02.14
接地可視化
以前の記事でS22の接地面の事に触れましたが関東のお付き合いのあるショップさんからS22の商品説明会で確かに接地面内においてグリップしている領域とスリップしている領域の説明があったとのお話を伺いました。
しかし・・・良くわからなかったとも仰ってました。
またツイッタ-やブログのコメントの一部を切り取って誤解を招いているようです・・・・。
まず私はブリヂストンさんの技術解説や実際の事象を否定しているわけではございません。
4輪車の場合ステアを切ることによって進行方向に対してタイヤが角度を持つことに成り弾性変形を生じ横力を発生します。
横力より摩擦力が大きい場合は滑らず横力が摩擦力を越えた場合に滑り発生する。これが滑り域。
進行方向とタイヤの向きの角度差がスリップアングルで横力がコ-ナ-リングホ-ス、垂直軸回りのモ-メントがセルフアライニングトルク。無論モ-タ-サイクルにも一部当てはまる物理的な現象です。
もっと詳しく話せばここでは収まりませんが・・・・(^^;
今回のS22の解説においてという前提で考えると滑り域というのがしっくりこないという話。
というかBSさんの解説を直接お伺いしたわけではなくユ-チュ-ブのS22試乗のレビュ-は聊かという話です。
兎も角もタイヤは円形です、更にモ-タ-サイクルのタイヤにはプロファイルが与えられています。
つまりある時点での接地面の中心に対して横方向の外側と回転方向後方に面圧の差が生じそれはそのまま摩擦係数の差に成ります。
ブリヂストンさんの資料は分かりやすくするためにデフォルメされているのだと思いますが、・・・この事ではないかと。
私的には図で見るところのブル-の領域が実接地面で全体には多少摩擦力の差はあってもグリップ領域が接地面の中心であり滑り域(BSさんの言う)に関しては摩擦分布の差という事で滑り域という捉方は少々違うと考えますが一般の方に分かりやすくするために表現したという事でしょうか?
タイヤメ-カ-が違えばパ-ツの呼称はもとより事象の表現も言葉も異なりますからねぇ。表現の差かも知れません。
アルティメットアイでの可視化という事ですがドラムの直径によって接地面の形状は変わると思います。
地球も丸いですが馬鹿でかいですもんね(^^;
また言われている滑り域の形状も面積もドラムの直径によって変化するはずです。つまり傾向でしかない。
まぁこれは内圧やタイヤの構造や形状によっても変化します。接地面積全体の中でグリップとスリップ域が混在するというのは開発段階において角度を与えられ回転が加わった事によるリレ-の瞬間的な物理的事象であり・・・滑り域と称すのは聊か誤解を生むような気がします。
一般の方にセ-ルスポイントとして説明するには難があり誤解を招くのではないかと個人的に思った次第です。
グリップ域の形状を拡大するというのかBSさんの言うスリップ域を小さくするというのか同じ意味の様に見えて実質違ったものだとも思います。
極端に言えばここでいう滑り域の更に外は摩擦0です。
まぁお前には理解できないのよと言われれば・・・そうかもしれませんが(^^ゞ
とはいえ前モデルのS21は良くできたスポ-ツタイヤでメガモトなどとの相性も良い。多分S22もS21のステ-ジを高めたモデルだと思うしウチでもお勧めしていきたいと考えています。
ブログランキングに参加しています! ポチっと応援、宜しくお願いいたします(^^)/
コメント
Comment feed
Comment