2013.12.14

観賞用工具・・・らしい

京都機械工具(株)、通称KTCから観賞用工具が発売されるらしい。

ラチェットのハンドルに漆で細工をしたモノですが・・・なんだか・・・

私もかなりの工具好きですがこれはちょっと違うかな~何て思います。

一番安いもので1つ220000yen!最も高い瀧を模したデザインはナント!470000yenだそ-です(・・;)

漆塗りと言えば日本の伝統工芸。

その職人さんは匠として芸術家扱いですが(それに異論は全くありません)・・・・

しかし、肝心かなめの漆生産者は瀕死の状態と言われています。

労働力に見合った収入は得られず中国や台湾、ベトナムからの輸入品に押され壊滅状態らしい。

何だかそんな話を耳にすると・・・・この高価な価格は何なんだと・・・観賞用?工具は使ってこそ工具と・・・

婆ちゃんから引き継いだビクタ-のラジオペンチはもうすぐ80年が経ちます。

すり減った口先や傷、そして鈍い艶に歴史とロマンを感じる訳で未だ現役のそのクオリティ-に美しさすら感じます。

なんて・・・思ったりしますねぇ。

趣味悪く無いですか・・・これ。

2013.12.09

デポジットクリ-ナ-

所謂、燃料に混ぜるエンジン内部のスラッジやカ-ボンの除去剤です。

TOYOTAから発売されているデポジットクリ-ナ-ですがネット上の効果だけでは何とも言えないので実際に試そうと言う事で・・・

MITHUBISHIから発売されているインジェクタ-クリ-ナ-をパジェロミニでテストしてみました。

インジェクタ-クリ-ナ-はデポジットクリ-ナ-と同じ内容のものです。

やはりというか走りだして暫くするとややアイドリングが高くなり加速フィ-リングがスム-ズに成ります。

更に出だしのもたつきは完全に解消されましたね。ノッキングも緩和されているし凄く快調になりました(^・^)

ガソリン60リツタ-対してワンボトル2100yen(税込)

使い続ける必要はなく年に一度程度使用すればコンディションは保たれると言う所でしょうか。

効果の程はゲルホ-ン3+と同じ様な感じですね。但しゲルホ-ン3+は使い続けることが前提です。

なので怪しいモノでは無いと思いますがコストは変わらないかもしれません。

また過剰な能力はいささか・・・・な所も有りますがクリ-ナ-と少し異なるのはバックファイア-や排ガスの状態から見られる燃焼状態の改善。

明らかに改善しているのは間違いありません。

フュ-エルラインが洗浄されたと言う事だけでは無い様な気がします。

逆に言えばかなりスラッジが蓄積していると思われるソニック125では殆ど効果はありませんでした。

お問い合わせを頂いておりますが使う使わないはご本人次第ですね。

デポジットクリ-ナ-的に使用するのであれば悪くは無いかも知れません。これが結論です。

 

 

2013.12.08

感染源

体感出来る効果は有りませんが心の効果は抜群です^^

このお方も・・・・感染拡大の兆候が出てきたようです・・・・。

アロイボルトシンドロ-ムは少しずつ・・・少しずつ広がって行くのです。

恐いですね~恐ろしいですね~~~。

因みに治療のための処方箋は有りません(^^ゞ

とひろで・・・・

同じサイズの64チタンボルトですが仕上げも細工もISA製がワンランク上の様ですね。

加工精度はウチが一番と自負しているだけの事が有りますね~。

しかしISA製は汎用が殆どランドマスタ-ジャパン製は専用であり特化した個所に拘られています。

質実剛健の機能美はISA製に勝ると言えるかも言えませんね。

いや~~~イイですね~~~軽貴金属(^v^)

 

 

怪しいミニボトル・・・その後

その即効性のある効果は事実ですが・・・・

詳しい方からデポジットクリ-ナ-的な効果では無いのかとご意見を頂きました。

デポジットクリ-ナ-はカ-メ-カ-やバイクメ-カ-からも発売されているフュ-エルラインやエンジン内のスラッジやカ-ボンの除去剤です。

実際にその評価や効果を調べて観ると・・・・確かに全く同じ傾向にありますね。

そこで残りのサンプルをCBR1000RR、F800R、R1150Rのお客様と私の通勤快速ソニック125でも試してみました。

まずCBR1000RRの場合は殆ど変化は感じない様です。

F800Rのお客様の評価はまだ帰ってきていません。

R1150Rのお客様は私同様はっきりと効果が出たようです。

そして通勤に使っているソニック125はアイドリングが若干高くなり安定はしましたがその他は変化を感じません。

元々スム-ズで走行距離の少ないCBR1000RRや排気量の小さなソニックでは効果が希薄でビックツインで走行距離が多い場合は効果が顕著である・・・・これはやはり洗浄効果なのかも知れませんねぇ。

つまりデポジットクリ-ナ-的なものかも。

しかし確かにオクタンカブ-スト的な効果も感じているので、現在ゲルホ-ン3+が混ざっているガソリンを使いきったのち通常のガソリンでのフィ-リングが如何なのか試す必要が有りそうですね。

とは言えデポジットクリ-ナ-としてもコスト的に見るとゲルホ-ン3+はメリットが有りますね。

もう少し継続モニタリングを続けた後・・・取り扱いを判断したいと思います。

 

 

 

2013.12.05

怪しいミニボトル・・・・

BMW専用の64チタンボルトをオ-ダ-した際に商品と一緒にゲルホ-ン3+と言う燃料添加剤がサンプルとして送られてきました。

この手の化学はさっぱり・・・脳内が足周りのニュ-トン力学な私ですが・・・・(~_~;)

東京大学工学博士の浅井一彦氏が合成に成功した水溶性有機ゲルマニュウムを採用している燃料添加剤の様です。

量子力学的なアプロ-チなのかな?よく分かりませんが・・・(?_?)

そもそもガソリンのオクタン価の違いでもフィ-リングと言うのは変わるもので同じハイオクタン価のガソリンでも銘柄によって変わるパフォ-マンスの違い等恐らく誰でも体感でます。

昔はエルフガスやアブガスのメリットを最大に引き出すためのエンジンマネ-ジメントで優劣が決する時代も有りましたねぇ。

それ程エンジンのパフォ-マンスに関しては燃料の能力の支配力は大きなものです。

しかし・・・ガソリン1Lに付き0.5mlの添加剤を混ぜるだけで何がどう変わるのかとても懐疑的でした・・・走りだす前は・・・。

因みに我がR1100Sは最近原因不明の不調で、何度同調を取っても改善せず・・・もっと根本的な問題かと考えていましたが・・・。

なんと一気に解消・・・・正直驚きました。

減速時のバックファイア-は鳴りを潜め、極低速からのアクセルレスポンスもウルトラスム-ズ!!

エンジンの吹けもスム-ズで加速感もハッキリと分る程向上しました(^^)/

アイドリングも安定し排気音も静寂で・・・・何と言うか・・・・まろやかな感じに成りましたねぇ。

何故そうなるのか私にはさっぱ候ですが、この効果、この事実は否定のしようが有りません。

かつて材料設計のチ-ムがラバ-に混ぜ込む薬品の中で少量で驚くべき効果が有る事を発見し世界特許を取得した事が有ります。

そのレ-シングレインは一時期世界のウェットレ-スで大活躍しましたからねぇ・・・バケ学は分からんけど凄いことは分かる・・・。

まぁ訳の分からん不思議な不思議なフォトナイザ-とは全く別次元の添加剤ですねぇ・・・・

なんでやねん????化学的裏ずけはゴチャっと明記されていますが理解できません。(理科レベルで説明してください)

これはもう・・・売れなくても良いから自家用に仕入れなくては成りません。

イワシの頭も信心からでは有りませんよ~~~、目から鱗のゲルホ-ン3+でした。

 

 

ランドマスタ-ジャパンのチタンボルト

クルクル回るディスクロ-タ-^^

64チタンボルトに交換しただけでこ~んなに軽く回ります!

んな訳は御座いませんが(^^ゞ

ドカンと目立つ訳では有りませんが64チタンの質感はワンランク上のクォリティ-を醸してますね。

元々BMWに使われているボルト・ナットはお世辞にも質感が高いとは言えませんよねぇ。(すぐに錆びるし・・・)

リアホイ-ルの取り付けボルトも綺麗ですね~♪

R1100Sの適合品が無いのが残念・・・・ラインナップに是非とも加えてほしいものですねぇ・・・ホント欲しい・・・。

兎も角も性能ウンヌンを語る向きも有りますが、何よりもカスタムパ-ツとてし秀逸な64チタンだと思います。

バイクはある意味嗜好品だしカラ-リングやカ-ボンパ-ツに拘り、ピカピカの愛車を愛でる。

好きだからこそ拘れると言うモノです(^^)

実際、タイヤのパタ-ンだって性能的なものよりもデザインの良し悪しが評価されたりするわけで、同じならカッコいい方が良いと言う事ですよね。

64チタン材のパ-ツの効果は私自身体感することは有りませんでしたが・・・

何度も言うように心のテンションは間違いなく向上します!(^^)!

その事はお客様に十分説明させて頂いた上で販売させていただいております。

但し中には粗悪な軽金属パ-ツも事実出回っているので目利きは必要ですねぇ・・・。

また特殊に類する軽合金なのでネジ穴のクリ-ンナップや修正、適正な処置とトルク管理は必要です。

著名なチタン製品のメ-カ-さんは車両メ-カ-の指定するトルク管理で構わないと仰っています。

これも間違いではないと思いますが、私は信頼できるチタンボルト製造メ-カ-の推奨するトルクで締結しています。

そのメ-カ-は塗布する油脂も推奨品が有りそれぞれの適正トルクをサイズ別に表記しています。

チタンボルトは耐久性に劣る、定期的な点検も必要だと言う話は有りますが耐久性とはどの様なスパンで言っているのかと・・・^^;

バイクその物の耐久性とどちらが長いかと言う話です、また定期的な点検の必要性は炭素鋼でもクロモリでも同じです。

因みに・・・チタンは肩こりにも効くと言う話も有りますが・・・私は効果を感じたことが有りません・・・・。

肩こりにはやはりマッサ-ジが高効果だと思います・・・。

ご安全に(^^)/~~~

 

大橋純子 時代

肩こりと言えば一時期ファイテン成るものがスポ-ツ界でも流行ってましたね。

ロ-ドレ-ス関係でも畠山選手をスポンサ-ドしてました。

私も酷い肩こりなのでファイテンを購入・・・でもねぇ・・・効果を感じることはできませんでしたね。

何故か今でも持っていますが・・・・そんな時代もあったね・・・と。

 

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2013.11.27

ベンチコ-ト

昔、流行りましたよね。

ウチにもYOKOHAMAのベンチコ-トが有るので流行ったのは1990年代だと思います。

まぁ今でもアスリ-トは使っている様ですが街中で着ているのは見かけなくなりました。

サ-キットのパドックでは今でも見かけますがモ-タ-スポ-ツ関係のデザインってど派手ですね。

自己主張の場でもあるので派手でカッコよく目立つ事も大切かと・・・。

でも普通は着れませんよね・・・・恥ずかしすぎますから・・・^^;

とは言え、ヤマハのレ-シングサ-ビス時代のジ゜ャケットとかタイヤメ-カ-さんに支給されたウェアなど型落ちを釣りに使ったりしてます。

勿体ないですから(^^ゞ

でも・・・流石にMICHELINさんのベンチコ-トを着こんで釣りしてたら変ですよねぇ。派手すぎる。

デカイし。

でもねぇ物凄くあったかいのですよ・・・これが。

 

北風小僧の寒太郎

今週で・・・つかあと4日で11月も終わりですよ、今度の日曜日は12月。

海岸は冷たい北風が吹いているわけで・・・・

ど派手なベンチコ-トを着て竿を振っている変なやつがいたら…それは間違いなく私です。

 

ってやっぱ着るのかよ!と突っ込みついでに今日もポチッとお願い出来れば幸いです(^^ゞ

 

2013.11.23

軽貴金属・・・^^;

先ほどお客様からテストライダ-さんのブログにカキコミしたでしょって言われましたよ。

えっ?何のことですかって話です、全く身に覚えはありません。

何故そう思ったのかと尋ねると軽貴金属って言葉を使っていたらしい・・・。

確かに軽貴金属は私のお得意である造語です。

ヤフ-で検索しても私しか出てきませんからねぇ・・・・(^^ゞ

でも断じて私では有りません。誤解の無きよう宜しくお願い致します。

多分、ウチのブログも見て頂いている方のコメントではないかと思いますが。

私は関係ございません。

何しろ私は軽貴金属肯定派ですから^^

2013.11.18

面白いですね!

本日は定休日ですが・・・

PCを開くと3通のメ-ル、内容はチタン合金のボルトに関するご意見でした。

内容はクロモリと64チタン合金の強度、剛性、比強度を比較する表とか考察とか、チタン合金ボルトナットによる締結に否定的な内容とか・・・・

否定的ではあっても悪意のあるものではなくメ-ルも返信可能なもので紳士的な方たちだなぁと思います。

まぁチタン合金が何たるものかは門前の小僧経を読む程度の私が説くよりもネットで検索すれば専門の学者さんやメ-カ-のサイトが見られるのでそちらの方が精度は高いと思います。

でもねぇ、ブレ-キ関係に使用するのは不適切と言う様なご意見は看過出来かねます。

何しろ販売していますから(^^ゞ

以前、デモ走行させる為のYZR500のメンテナンスを手伝ったことやYZR-M1に関しても実際にこの目で見て触りメカニックの方とも色んなお話しをさせて頂いた事が有ります。

因みに某会社の社長さんがWGPに参戦していたチ-ムカタヤマをサポ-トしていて使用していたNS500が現役を引退したのち、その後のメンテンナスを私が請け負っていた事が有ります。

直接ではなく、当時その社長さんが保有していたティレルF1をメンテしていた4輪のレ-シングチ-ムがバイクの事は分からないからと相談を受けて引き受けた次第です。

まぁここまで書けばその社長さんが誰だか分かってしまうかもしれませんけど・・・^^;

YZR500もYZR-M1もNS500もエンジン内部以外に使用されているボルトの殆どがチタン合金です。

カウリング関係がアルミのファスナ-を使用している程度です。 ファクトリ-マシンに使用しているから全て正しいとは言いませんが少なくともラボでの試験では有効とされているからだと思います。

まぁオ-トバイや自動車に限った話で構造物全てに有利だとは思っていませんけど。

担保理由の一つには成るかなと。

またF15のメカニックをされているお客様からもチタン合金ボルトの話は詳しくお聞きした事もあります。

F15の主翼に使用されているファスナ-はチタン合金。コストや様々面からチタン合金が最適だと言う事です。

交換スパンはごく短い様ですが交換されたチタンファスナ-はメ-カ-の手によって再生されるそうです。

世界でも有数の金属メ-カ-長らくお勤めのお客様からも金属とは何たるか、鉄鋼とは何たるかのお話も随分お伺いいたしました。

全て門前の小僧習わぬお経を読む・・・・そのまんまですが(^^ゞ

オ-トバイと言う構造物の締結にチタン合金は明らかに有効であると言う事ではないでしょうかね。

例えばブレ-キキャリパ-の組み立てボルトをチタン合金にすれば性能が向上するとは思いませんが結果的にブレ-キキャリパ-の持つポテンシャルをより生かす事が出来ると言う事ではないかとおもいます。

確かにレ-ス後半もキャリパ-の所謂タレは改善されていたように記憶しています。

因みに最近のBMWのブレ-キキャリパ-取り付けボルトはステンレスが採用されています。トライアンフ等はステムの締結にもステンレスボルトが採用されています。

耐腐食性と見た目と言う事だと思いますが・・・・

そこにチタン合金ボルトを使用したとして何の不利益が有るのかと言う事ですよね。

チタン合金のボルトナットを使わなければいけないと言っている訳ではなく適所に使用する事によってそのメリットは大きいですよと言っている次第です。

 

風の谷のナウシカ 風の伝説

風の伝説、音楽そのものが物語の様で背中がゾクゾクしてしまいます、困ったもんだね宮崎アニメおいさんは・・・(^^ゞ

ところでこの時代(どの時代?)剣士の持つ剣は超硬セラミック製。

しかし伝説の剣士ユバの持つ剣はオ-ムの殻から削りだした無敵の剣。

実際の硬度はセラミックでビッカ-ズ硬度≒2800、因みに一般の鉄鋼は≒700故に超硬のつくス-パ-ラミックの剣は軽くて物凄く強い!

オ-ムの殻から削りだした剣はそれに勝る訳ですから想像を絶する高性能と言う事に成りますね。

因みに曲げの強度から考えるとセラミックが470Mpa、オ-ムの殻が特殊なカルシュウムとして400Mpa(かもしれない?)

そう考えるとユバの持つ剣はセラミックの剣に劣るはずで・・・・・^^;

きっと数値では計りきれないポテンシャルがそこにはあるのでしょうねぇ・・・なんて。

ところで・・・ドイツの超著名な会社の製作したセラミックの包丁よりも種子島の名匠が鍛えた包丁の方が全てにおいて勝るのは事実であります。ただしメンテナンスはとても繊細であることは言うまでも有りません。

何事も一数値を持ってその物を計り知ることはできないと言う事ですねぇ・・・多分。

 

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2013.11.17

チタン合金

前にも記事にしましたが当店はBMW率がかなり高いです^^

と言う事もあり・・・・

BMW専門の雑誌の中で紹介されていたと言うクロムモリブデン鋼で造られたフロントホイ-ルのアクスルシャフトの事で質問を受ける事がかなり多かったりします。

雑誌でレポ-トされている様に高性能なのかと。

高性能というより先ずは価格を聞いたら目が点に成るほど高価!!!

一体何で出来ているのかとビックリ・・・・ってクロムモリブデン鋼ですけど(^^ゞ

私自身は金属材料に詳しい訳はでないのですがヤング率(縦弾性係数)を比較してもSTDのアクスルシャフトと変わりはないのではないかと思います・・・・。

まぁ形状によってはクロモリの高強度をメリットとして生かす事が出来るのかもしれませんが・・・つまりは薄肉にして軽量化とか・・・

まぁ降伏点の違いが実用範囲内なのか如何かって話でもあります・・・。

やっぱりSTDのアクスルシャフトもS45C系の中炭素鋼ですから大差ないのかなと。

ところでヤング率の低い金属は能力が低いと言う事なのかと言うと・・・

例えば剛性が求められるレ-サ-のフレ-ムもクロムモリブデン鋼パイプで剛性と撓みを生かしたレイアウトもあればクロムモリブデン鋼のヤング率の足元にも及ばないアルミニュウムの軽量を生かし構造で剛性を確保したツインス-パ-フレ-ムもある訳でWSBでは優劣はつけられないと言っても良いレベルではないかと。

全体に見ればアルミのツインス-パ-がやや有利って感じかな。

つまりは構造によってその素材のメリットを引き出しデメリットを克服する事が出来ると言う事で最終的にどの素材が優位に立てるのかと言う事ですよね。

例えば長い距離を繋ぐ橋梁の主流は吊り橋構造ですが強度及び剛性は無論撓みの特性は非常に重要です、そして軽量である事も大切です。

炭素鋼や超高張力のスチ-ルワイヤ-で構成し構造で柔軟性と言うかしなやかな構造物としている訳です。

コンクリ-ト橋梁の図面しか引いた事が無い私が偉そうな事は言えませんが・・・

圧縮強度で数値的に優れた超強度コンクリ-トも用途条件によっては鉄の橋には敵わない・・・

でも構造物と言うのは互いの利点を引き出しネガを潰す技術の元に進化してきた訳で鉄筋コンクリ-トや鉄骨鉄筋コンクリ-ト構造はその最たるもの・・・かな。

先輩諸氏がそんなこと言ってたかな~~~なんて(^^ゞ

そう考えるとチタン合金の64系もボルトやリベット等に使用するのも良いかも知れませんね・・・但しコストと言う面ではNGだと思いますけどねぇ。

因みにチタン合金のヤング率はクロモリの約半分以下・・・・。

しかし引張強度はクロモリと同等で比重は約60%程度ですからやはり充分な剛性と軽量、そして耐腐食性に優れている事が最大のメリットと言えるでしょう。

充分な締結力を持ち軽量でしなやかな金属である事は間違いありません。

チタン合金はエンジン内部の締結には向いていないと言うかクロモリが最も適していると思います。

しかし車体関係は強力でしなやかなバネの様な特性が生かされる個所が多いと思います。

一歩踏み込んで考察するとチタン合金のアクスルシャフト等はチャタリング対策に成りえるかも知れません

例えばピポット部に超高プラスチック(ソリジュ-ルだったかな?)を スペ-サ-として使用しホッピング対策としたり、またエンジンハンガ-の締結ボルトのトルクを落としてチャタリング対策を取ると言う手法もあります。

私もTZ250の車体関係のファスニングの殆どを某有名イタリア製の64チタンにしていましたが車検で軽過ぎって言われる事以外・・・・メリットを体感した事はありませんが・・・。

しかし、思い返してみるとチャタリングで悩んだ事は殆どなかったと思います。

同じタイヤでテスト車ではチャタリングが出ていても・・・ですよ。

チタン合金のしなやかさの恩恵を受けていたのかも知れませんね。

またブレ-キ関係にチタン合金のボルトは好ましくないとの話もありますが・・・・

ブレンボもキャリパ-の組み立てボルトや取り付けボルト、フロ-ティグピンにもチタン合金を使用しているし

そもそもフロントディスクブレ-キの殆どがロ-タ-はSUS、インナ-ロ-タ-はアルミだしキャリパ-サポ-トも超ジュラだしチタン合金ボルトだと剛性が不足すると言うのは無いと思います。

チタン合金のメリットはやはり軽量で耐腐食性に優れ充分な剛性としなやかで強靭であり優れた振動減衰能力ではないかと・・・

強度の面でもデザイン次第で実用範囲内に適合できる等やはり優れた金属だと思います。

但し6-4系のチタン合金の話であって焼結チタンとはまた違った話なので・・・あしからず。

兎も角、事実ファクトリ-マシンには適材適所を前提に必ず採用されていますから論より証拠と言う所ではないでしょうかね。

でもねぇやはり私の場合は見た目の美しい質感と・・・手にした時のおお~~軽い!!!

が・・・チタン合金の魅力ですかね・・・・^^;

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