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2014.04.02

ROAD4 2108km

ロングランテスト中のPILOT ROAD4の走行距離は現在2108km。

MICHELINのコンベンションでの試乗走行でもプレスの方やディ-ラ-からご指摘が有ったフロントの偏摩耗・・・

ではないかと言う件ですが、現地でご説明させて頂いた通り偏摩耗では有りません。

コンベンション後、数件のご質問をメ-ル似て頂いたのでタイヤをホイ-ルから取り外し検証しました。

偏摩耗と思われる事象は90°方向に配されたフルディプスサイプに段摩耗が発生しているのではないかと言う事でしたが、これは偏摩耗対策で施されたサイプ端面の面取り部分が視覚と触覚で段が付いたように見えるだけです。

走行負荷とタイヤの外径成長によってサイプは多少広がります。

面取りは転がり方向とブレ-キングによるトルク方向の両方に細工が施されていて、面取り部もその角度をある程度保ちながら摩耗が進みます。

タイヤを空にした状態で計測すると偏摩耗は無い事が確認できます。

実際に操縦安定性にも変化は無く、現在の所全く問題はありません。

但し、これが10000km以上先の話となると多少の偏摩耗が発生しないとは言えません。

が、ウェアインジケ-タ-が露出するまで偏摩耗が皆無なタイヤも存在しません。

要は程度の問題で極力穏やかに変化し最低限の能力を最後まで担保する事が肝心です。

故のロングランテストでもあるので確り確認し検証して行きたいと思います。

コメント

でも、恐らくミシュラン独特の変な減り方をしますよね。

一般的にミシュラン減りとか言われてるしww

使い切ったROAD4はまだ見たことありませんから…。
スリップサインが出る辺りまで是非使い込んでください。

宜しくお願い致します。

GUZZIさん、おはようございます。

ミシュラン減りとは初めて聞きました。

私もこの世界は長いのですが知りませんでした。

因みに当店のお客様のタイヤを見る限り、極端な偏摩耗は確認できていません。

D社のデュアルコンパンドを採用した一部で極端な偏摩耗は見た事が有りますがそれも特殊な例だと思います。

ROAD4についてはマイレ-ジを実施していますので摩耗の進行と特性の変化をNewタイヤと比較しつつ検証致します。

またデ-タ-の精度を高める為複数の機種にて実施しています。

想定は各10000km以上でウェアインジケ-タ-露出まで行います。

全てのデ-タ-を開示出来るかどうかは分かりませんが、出来るだけ情報の公開を致します。

勿論、ネガを隠すつもりはありません。

まぁ仕事として実施している事なので・・・・。

GUZZIさんからお願いされなくてもやります。

有難う御座います。
是非、引き続き検証を続けていただきたいと思います。

では、一般的に言われているミシュラン減りとはどんなものかを簡単にご説明します。

ミシュランのトレッドパタンは場所によって剛性バランスが高い部分と低い部分が存在し、ゴムの厚みや剛性によって減りやすい部分と減りにくい部分との磨耗差が大きく出てしまう現象の事です。

ウェアインジケ-タ-は露出していないにも関わらず、他の部分では磨耗限界を迎えている事があるという現象です。

簡単に言うと減りやすい部分とそうで無い部分の差が激しく、きれいな円を描けないでタイヤの外周が凸凹になるんですよね。
ROAD2やPilotPower等は酷いですよ。ww

GUZZIさん、こんにちは。

剛性バランスが悪いとのご指摘は所謂ユニフォミティ-不良に起因する偏摩耗と云う事でしょうか。

因みにユニフォミティ-バランスと云う特定の精度に関してMICHLIN社は世界最高レベルの精度を誇っていると認識しています。その裏付けとしてタイヤをホイ-ルに組み立てたのちのラボ試験の例ですが・・・

リム組みされたタイヤに荷重をかけて押付け、タイヤとドラムとの軸間隔を固定した状態でタイヤを回転させたときの荷重のRFV、横力の変動成分LFV、前後力の変動成分TFVを測定しても真円度、剛性分布の均一性はAAAクラスです。

また変位計を、ロールを介して、回転するタイヤのトレッド部及びサイド部に押し付けたうえで縦方向の寸法不均一性RRと横方向の寸法不均一性LRとを測定する方法でも限りなく均一と云う結果が出ています。

もしもご指摘の様な剛性分布の不均一による偏摩耗と云う事で有れば意図的に剛性分布を変位させているメッツラ-社のインタラクトテクノロジ-は最悪と云う事に成りますね。

パイロットロ-ド2やパイロットパワ-の異常と思われる偏摩耗は私どものショップでは確認できておりません。

もしもご覧になったタイヤの偏摩耗の原因を究明するとすれば組み立てた時からの履歴の検証が必要だと思います。

ビ-ドシ-ティングが適正であった否か、空気圧管理は適切で有ったか否か、走行環境はどの様なものか装着車両のサスペンションシステムの状態等。

憶測によるユニフォミティ-不良のご指摘はロジカルでは無いと存じます。

そう言えばパイロットロ-ドのフロントやパイロットスポ-ツはグル-ブの配列の不適によるブレ-キング摩耗が歪に発生していたのは私も確かだと思います。

この摩耗の原因は物理的な検証によっても特定されています。(他社による検証)

ご安全に。

釈迦に説法とはこのこと。爆

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