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2015.11.14

無償点検修理

DSC02210

OHLINSの無償点検修理対象のZX10Rの改善作業完了です。

当店では対象のお客様が5名いらっしゃいますが今回はお二人目です。

まぁ緊急を要するものではないのでご都合の良い時にボチボチお願い致します。

ところで前記事の電子制御サスペンションシステムの件でお客様から早速ご質問を頂きました(^^ゞ

(ZX10Rのお客様ではございません)

今年の鈴鹿8時間耐久レ-スのSSTクラス優勝のYZFR1Mは電子制御サスペンションシステムでは無かったかと。

確かに仰る通り電子制御サスペンション搭載車です。

何も電子制御サスペンションシスムがダメと言っている訳では無く完全なものに成るにはまだまだ時間が掛かるであろうと思っていると言う事です。

電子制御サスペンションのメリットとしてはショックアブソ-バ-の搭載位置やデザインそのものに自由度が広がりバックアップが完璧であれば今後の主流と成ると思います。

ショックアブソ-バ-のメンテナンスそのものは特に難しいものでもないし通常のサスペンションと大差ないものです。

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ところで今回、無償点検修理でチェックインされたZX10RのOHLINSにはTTXスマ-トECがラインナップされています。

ZX10Rのリアショックアブソ-バ-の搭載位置をみればなるほど電子制御のメリットだと思います。

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しかし、私の言うセミアクティブの場合、セッティングが簡単だと言う事ではありません。逆に難易度は高いと思います。

コ-スの特徴や路面の状態、タイヤ別の情報も必要だろうし・・・・

まぁ工具を使わずタッチパネルでセットアップ出来るシステムだけであれば超便利ですけどね。

因みに今年の鈴鹿8耐で総合優勝したのはYZFR1で電子制御が搭載されたR1Mではありません、何故でしょうね?

またYZFのレ-スベ-ス車両もR1Mでは無くR1です。

更にOHLINSからわざわざ電子制御介入なしのショックアブソ-バ-やステアリングダンパ-がリリ-スされました。

私はアナログ世代だからなのかも知れませんがレ-スやスポ-ツ走行レベルでライダ-の意に反する介入は歓迎できないし邪魔ですらある(これ経験です)

ライダ-個々に完全にシンクロしたプログラミングとピックアップ(スピ-ド)が完成した時は話は別だと思いますが・・・・それはまだ先に成るでしょう。

またそれにはGPSとの連携も必要になると思います。

高い精度も求められます。

現時点ではライダ-がイニシャル設定を施されたサスペンションの働きを把握した上で様々な状況に身体がピックアップするほうが勝ると思っております。

人間って凄いんですよ(^○^)

とは言え、必ず電子制御サスペンションシステムが主流と成る時代は訪れます。

おいて行かれない様に勉強しないといけませんね!

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