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2014.12.06

KR73S

聞き慣れないタイヤ銘柄だと思いますがKR73Sはオ-トレ-スに供給されているダンロップのレ-シングタイヤの銘柄です。

バイアス構造のレ-シングタイヤでフロントに関しては寒冷期用としてソフトコンパウンドを採用したKR73Wも使用できるようです。

面白いのはレ-ス予想のファクタ-の一つとしてその時のレ-スに使用するタイヤの製造番号が公開されています。

トップクラスの選手は能力の高いタイヤは製造番号で管理していてここぞと言うレ-スに使う為にストックしているとの事です。

オ-トレ-スのタイヤ製造は厳格に管理されており製造誤差は有っては成らないと言う前提で検査、試験を行った上で供給されています。

にも拘らず現実にはパフォ-マンスに差が有ると言う事の様です。

まぁ開発経験者の身からすると信じがたい話ですが・・・・

オ-トレ-スのタイヤを一手に引き受けているダンロップがあの阪神淡路大震災で被災した際、設備の全てを名古屋工場に移設し全て同じクオリティ-で生産。

しかし、全国のオ-トレ-サ-から全く違うタイヤだとクレ-ムが殺到したと言う話をダンロップのエンジニアから伺った事が有ります。

無論、出荷の際の検査検品、試験結果に全く問題は無く違いも無かった。

しかし実際はオ-トレ-サ-側からすると別物と判断された事も事実。

フロントにはサスペンションらしきものは装備されていますがリアはリジットでブレ-キシステムも装備されていないレ-サ-を操るライダ-の感覚はそこまで研ぎ澄まされている・・・・のか?

嘗て3311と言う製造番号を持つタイヤが伝説となるほどのパフォ-マンスを発揮したと言う事実は物性的な解析は現在の科学を持ってしても不可能の様です。

気は持ちよう・・・とは言えないタイヤの不思議ですねぇ。

まぁ某ラテンメ-カ-のタイヤはロッドの違いに因る製品誤差は私にも体感できましたから・・・^^;

突き詰めればと言う話の物凄い例なのかもしれませんね。

オ-トレ-サ-おそるべし!

コメント

こんにちは
若かりし頃に出入りしていた四輪レース屋さんで、D社Sタイヤも震災前後で別物になっているという話を聞いた事があります。
私はまだ峠の小僧だったので「ふぅ~ん」ぐらいにしか思っていませんでしたが、色々と影響はあったようですね。

kazu さん、こんにちわ。

特にレ-ス関係のタイヤは天然ゴムの比率も高いので原産地やその年の出来栄えで能力が変わることは確かです。

つまり気象条件や土の質も大いにって話です。

また加硫時の温度と時間の関係によっては別物に成る事も確かです。

でも・・・しかし・・・全く同じ設備で同じレシピで差が生じると言うのはオペレ-タ-の腕の差としか言いようが有りません。

確かに生産現場では経験とか勘とか計りきれない何かが有るのは確かですね。

流石に職人さんの真似は機械にはできないと言う所も大いにあります。

僕ら図面屋には分からない不思議の一つです。

金属加工をすると某国の鉄鋼メーカーの鉄鋼材料は、硬さが均一でないと感じることがありますね。
組成が安定していないのかな?などと思ったり。
それほど深く考えた訳ではないですが。

そういえば知人のCBRのミッションが欠けたという話も聞いたことがあり、
コストダウンで国内の加工屋から某国に生産を移行したのかな?と思ってみたり。
あるいは国内の加工屋でも某国製の材料を使ったかのかな?とも。

アルカイオスさん、こんにちわ。

詳しい事は存じませんがホンダのミッションギアは柳川精機が納入していたと思います。シャフトは武蔵精密工業。

材料も国内大手のモノと聞いています。

まぁ新幹線のレ-ル等は日本の製鉄会社にしか作れないとも言われている程クオリティの高さは確かの様です。

ミッションギアの破損は材料以外の問題なのかもしれませんが・・・・。

個体差が有るのも確かなようですね。

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