2013.11.23
空気圧あれこれ・・・
ブログ内検索で最も多いキ-ワ-ドはタイヤの空気圧です。
モ-タ-サイクルタイヤのタイヤ内圧に関しては何度も記事にしたので、少し違う観点から空気圧のお話しを記事にしてみたいと思います。
タイヤ内の空気の大きな役割の一つは負荷荷重能力と言う事を何度も書きましたがつまりどれ位の重量を支えるかによって空気圧は変わります。
またその能力を左右するのは圧力だけではなく空気の容量によります。
これも以前ETRTO規格のエクストラロ-ドに関して記事にしましたね。
では・・・・
一般的な自転車の空気圧は200kpa~250kpa、競技用のロ-ドレ-サ-に装着されるレ-シングタイヤ等は1000kpa前後ですが特殊な例ですね。
産業用の400tクラスのダンプのタイヤの空気圧は600kpa、対して20tクラスのトラックは900kpa。
おやおや総重量1/5のトラックの方が空気圧が低いのは何故って思いますよねぇ。
更に20tトラックの車輪は10輪程度で400tの超大型ダンプは6輪。
そりゃあタイヤの構造が違っているから・・・確かにその通りですが・・・。
タイヤのサイズが大きく違っているのですねぇ、よって空気の容量に断然差があります。
小さな容器に沢山空気を入れようとすると内圧は高く成りますが大きな容器だと沢山充填しても内圧は低く抑えられる・・・そういう事なんです。
ところで大型ジェット旅客機も超大型ダンプと同じ400t近くの総重量が有ります。
まぁ機種にも依りますが・・・・。 車輪はノ-ズタイヤとメインタイヤを合わせて12輪~18輪(機種による)
その空気圧は1400kpa程度とタイヤの空気圧としては最も高い設定と成ります。
この高圧が窒素ガスを充填する理由の一つでもありメリットとなる訳です。
同じ400tの重量を支えるにもこんなに差が有るんです。
大型ジェット旅客機のタイヤサイズは20tトラックタイヤよりもやや大きいサイズでノ-ズで40×16,0R16 28PR!メインで50×20.0R22 34PR~36PR!!
物凄いプライ数ですよね~。
着陸時の速度は250km、離陸時は35okmそして機体重量は400tですからねぇ。
因みにサイズの見方はタイヤ外形が50inch、タイヤ幅が20.0inch、ホイ-ルが22inchって事です。
大型ジェット旅客機に採用されているタイヤメ-カ-はミシュラン、ブリヂストンが大半で次にグッドイヤ-。
以前はYOKOHAMAもアドバンのブランドで参入していましたが現在は撤退しているようです。
また大型ジェット旅客機のタイヤはリトレッドが前提です、つまり再生します。
なのでグッドイヤ-の台にミシュランがリトレッドするという事も有るのでWブランドのタイヤが有ったりします。
面白いですよね(^・^)
まぁなんだかんだ書きましたがモ-タ-サイクルの空気圧もそのタイヤの構造やサイズ、用途要件、そして機種によって違っていて当然で何でもかんでもフロント250kpa、リア290kpaが正しいと言ってる事自体がロジカルではないと言う事です。
何しろママチャリのタイヤ空気圧は400tダンプの1/3程度・・・・。
空気圧とは数値をもって高い低いを判断するのではなくあくまでもそれぞれの適正値をもって設定すると言う事です。
ミスタ-ロンリ-
大型ジェット旅客機・・・・何と言っても城達也さんのジェットストリ-ムを連想する諸兄も多いのではないでしょうか?
それも受験勉強と言うキ-ワ-ドの様な感じもしますねぇ。丁度今時期ですかね・・・焦りまくっていたのは(~_~;)
ところでYOKOHAMAの2輪設計部は特タ(特殊タイヤ設計部)の中にあって航空機用タイヤの設計と同室でした。
航空機の連中はエリ-トって感じでしたね。MCは叩き上げ感もりもりでした。
懐かしいなぁ・・・。
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