2016.06.24
ハイドロリック
ハイドロリックって何ですか~?って方もおられると思いますが要約して油圧の事です、建機関係の方なら日常に使う言葉ですよね。
バイクで言うと油圧ブレ-キ、油圧クラッチになりますが・・・・。
クラッチフル-ドとブレ-キフル-ドを某橋の向こうのショップで交換したお客様がクラッチマスタ-からオイル漏れが・・・・と。
車両はBMW「はははぁ~~ん」てな話です、もうウチでは如何にもならないのでディ-ラ-さんに診て頂くようお勧めいたしました。
恐らくオイルライン全てのシ-ル、Oリングそして悪くすればレリ-ズAssyの交換になりますから、部品の手配やなんかを考えるとディ-ラ-さんの方が迅速だし・・・・請求金額とか倒れそうだし・・・作業したショップさんとなんやかんや有るのは嫌だし。
ところでブレ-キフル-ドとクラッチフル-ドは同じものと思っておられる方、若しくはショップさんも有るようですが、例えばBMWのクラッチマスタ-はマグラ社製のものが純正採用されていてブレ-キはDOT規格でもクラッチはハイドロクラッキングフル-ドを指定してる場合が多いのですよ。
ハイドロクラッキングとは鉱物油を水素化精製したもので一般的に言うとミネラル系のフル-ドです。
私も詳しい訳ではありませんがブレ-キにハイドロクラッキングを指定しているものは見た記憶がありません・・・・。
恐らくその機能に応じた性能をDOTの方がメリットが大きいとか・・・いやいやハイドロクラッキングの方が耐劣化性に優れるので適しているとか用途によって判断が分かれる所では無いかと。(私の単なる想像ですが)
因みにハイドロクラッキングを指定しているマスタ-シリンダ-にDOT規格のものを使用するとシ-ル類がダメ-ジを受けてオイル漏れを起こします、逆の場合は試したことが無いので分かりませんが・・・・。
輸入車を扱っているショップさんであれば常識ですが、中にはご存じないお店もあるようですね。
つ-かマスタ-のキャップにCaution! The main hydro-cracking!なんて書いてあります。
まぁブレ-キフル-ドの場合、熱とか吸湿性とかDOTのランクによって性能は異なり、高ければ高性能ではあるものの耐劣化性に劣るしラバ-系パ-ツへの攻撃性が高いとか・・・低い方はパフォ-マンスも低くなるが耐劣化性や安定性に勝る・・・みたいな。
クラッチフル-ドはそこまで負荷が掛からないので耐劣化性や安定性、ラバ-への攻撃性が低い、または無いというメリットがハイドロクラッキングにはあるのかも知れませんね。
DOTとはDOT規格の事でアメリカ連邦自動車安全基準の事です。ハ-レ-のホイ-ルにもDOTの刻印があります。
並行輸入のハ-レ-などはホイ-ルにJWLマ-クの刻印がないので車検時はNGって話も聞きますが規格自体はDOTのほうがより厳しいと思います。
つか条約でDOT規格は日本でも有効と聞いていましたが違うのでしょうかねぇ?
ご安全に。
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