
見た目にはROAD5と全く同じROAD5GTですが構造的には専用構造で剛性が高められています。
ROAD4GTの場合、縦方向にバネ定数の高いバイアス構造を用いて高負荷荷重に対応しコンフォ-ト性が高くタガ効果に優れるラジアル構造と融合、これが2AT構造の基本的なところ。
さらにPCRのエクストラロ-ド規格とは多少意味合いは違いますが準ずる方向で高空気圧を与えLI値を高めている。
超重量車との組み合わせでは快適で軽快なハンドリング特性とコンフォ-トを担保したうえで高いスタビリティ-を優先し耐摩耗性は多少犠牲にしているなんてのがROAD4GTの印象でした。

対してROAD5GTは2ATの様なハイブリット構造ではなく純粋なラジアル構造を採用しているようです。
特に対重量車用としてラジアルベルトはかなり強靭にチュ-ニングされていると思われ・・・・乗り味はガッチガチかと思いましたが。
良路では意外にも乗り心地は良く快適。

しかしバンプやギャップ、大きな段差ではショックが大きめでベルトを強化した故にエンペロッピングパワ-が低下していると言えます。
ハンドリングに関しては市街地等では非常に軽快、ワインディング等では重量車向けという事もあり適度に手応えが有るニュ-トラルな特性。
特筆すべきは高速での直進安定性で素晴らしく安定したうえでレ-ンチェンジも応答性はニユ-トラルで安心感はすこぶる高い。
居眠り注意レベル・・・(;’∀’)
またタイヤの高速回転の臨界点を高めているようでハイスピ-トクル-ジングのスタビリティ-は今のところ最高レベルだとおもいます。
グリップレベルはツ-リングモデルに見合ったものでストリ-トでは過不足ない。

勿論、標準品のROAD5と200kg前後の車体と組み合わせたレベルと比較すれば劣るというしかありませんが超重量級レベルとの組み合わせという点では十二分。

因みにROAD4GTはパッセンジャ-+フル積載時はJATMA規格外の高空気圧を与える必要がありましたがROAD5GTは規格内の空気圧で十分能力を担保しています。今回はこの辺りにも配慮が有るのかもしれません。
またこのことはベ-スの内圧がROAD4GTと比較し低いため熱による膨張の影響を小さくできる利点が有ります。
更に強化されたトレツドベルトは発熱を抑え耐摩耗性にも有利に働くということができると思います。
まぁあくまでも私の想像ですが先ずタイヤの適正内圧をJATMA等の通常規格内に収めたうえで高負荷荷重に対応し高速巡行時のスタビリティ-を高め耐摩耗性も高めた。
ハンドリングは重量車両に見合った軽快性と安定性のバランスを高めたがエンペロッピングパワ-は多少犠牲に・・・・みたいな。
概ねそんなところだと思います。
フル積載、長距離ロングツ-リングを主とした重量級の大型ツアラ-との相性は良いと思います。
しかし大型ツアラ-でもワンマンでフル積載でなければライディングプレジャ-という点において標準のROAD5も有ですね。
※あくまでも個人的な感想です。
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