2020.02.29

チャンク

チャンクとは俗称でタイヤのトレッド剥離を指す名称で正しくはチャンキング、メ-カ-によってはチャッキングと称す場合も有ります。

一般的にはセパレ-ションといった方が分かり易いかもしれません。

細かく言えば異なる事象ではありますが結果から言えばトレッド剥離という意味では同意。

海外でMICHELIN ROAD4のチャンキングが発生したとSNSに投稿され様々な意見がこれまた投稿されていますね。

以前、国内でも同社のROAD3のリアタイヤがやはりトレッド剥離が発生したと騒ぎに成っていましたがこの時はメ-カ-の担当者から事象発生の経緯などをかなり詳細に伺いました。

原因としてはトレッドの外的要因による損傷に起因し低空気圧による走行によって定常波が発生する臨界速度が低下。

その為、転がり抵抗が急激に高まり異常高温となりブリスタ-(内部気泡)が発生しトレッド面が破壊され剥離したと考えられ・・・・

それは画像からも明らかで不適切な使用環境によるものだと個人的には判断しましたが今回の場合は少々違っていると思います。

そもそも起因は低内圧による高速走行であってもチャンキングの様子はタイヤ側にも原因が有る可能性を伺わせます。

因みに乗用車用のラジアルタイヤでフォ-ルデッドベルト構造を採用している場合の過去事例として、タイヤの速度限界を超えた場合に発生しやすいチャンキングと似ています。

周方向のベルト張力不足によるものですが・・・これはメ-カ-として厳正に検証する必要が有ると思います。

国内での発生事象は無いようですが起こってからでは遅いですからねぇ。使用条件に問題が無かったのかどうかは知る由も有りませんがそれだけでは説明はつかない画像ですねぇ。

他社製品でもチャンキングが発生した例は有りますが・・・・殆どの場合、外的要因もしくは使用条件の不適切によるもの。

それでも原因の究明は成すべきだと思います。真摯に受け止め対応する姿勢こそ企業に求められる信頼の高さに繋がると思います。

これはあくまでも個人的な見解でございます。

 

ブログランキングに参加しています! ポチっと応援、宜しくお願いいたします(^^)/

2020.02.26

フィッシングカブ?

ス-パ-カブ110のお客様、ロッドホルダ-やスペア-GASタンクを装備した釣り三昧仕様ですね~♪

これならグ-グルア-スで未開のポインとを探索して新たな釣り場の開拓なんてできそうですね!

自分もグ-グルの地図を見ながらいつか行ってみたいと思う場所も結構あります。

でもってタイヤ交換でご来店されたわけですが・・・・装着されているタイヤはピレリのロッコルⅡ????

バイクの使用目的とは随分かけ離れたセグメントのタイヤを装着されているのですねぇ・・・なんてお話していたら・・・・

行きつけのバイクショップに行ったときにピレリを取り扱っている商社さんがたまたま来ていて・・・・・

このタイヤ装着してみませんか?感想聞かせてくださいよ・・・なんて勧められてその場の雰囲気で装着してしまった・・・らしい。

感想は後悔以外の何物でもなかったようです(^^;

ロッコルⅡは優秀なタイヤだと思いますが釣り三昧仕様のス-パ-カブにお勧めするタイヤではないと私は思いますが。

今回は使用目的に適ったアドベンチャ-風のミシュランシティ-プロをご指名いただき装着いたしました。

もう見た目も能力もこうではなくてはという感じですよね(^^) 釣り場の新規開拓!ご安全に!!!

 

ブログランキングに参加しています! ポチっと応援、宜しくお願いいたします(^^)/

2020.02.22

POWER GPファ-ストラン

POWER GPファ-ストラン、ご要望にお応えして敢えて荒路・酷路を走行。

でもって久々に動画でもと思い立ってどこの位置にカメラをつけたら面白いかなと思って色々考えましたが・・・・・(;’∀’)

健脚のプロモ-ションみたいになってしまいましたね、しかも画像がイマイチ。

高画質で編集してテロップとかフェ-ドイン・フェ-ドアウトなんかも加えたのですがその動画が全くアップロ-ド出来ません。

理由は全く・・・分かりません(^^;

なのでそのままの動画をコピ-して取りあえずアップ、なんかこの手の作業って向いてないですね。もう腹立ってPCブチ壊しそうになりますよ。

2020.02.21

敢えて酷道

風は強いものの外気温は11℃~16℃と全く寒くありませんね、レ-シンググロ-ブでOKです^^

今日はPOWER GPのストリ-トでの評価、何時ものコ-スから外れて敢えて酷道を走行。

POWER GPのセグメントはロッソコルサⅡと同じ立ち位置、以前ロッコルⅡで走行したコ-スをなぞる形で走行。

かなり荒れた路面とタイトなコ-ナ-の連続する峠道ですがグリップレベルは互角以上、特にフロントのレベルはロッコルⅡを凌ぐもの。

衝撃の吸収性は比較にならない程POWER GPが勝り荒路・酷路でのコ-ナ-リング安定性は抜群です。これはCUP2にも勝る。

しかし2次旋回性はロッコルⅡがタイトで曲率もコンパクトで一歩譲る形に成る。

逆にクイックタ-ン(切り返し)はPOWER GPが軽快且つス-パ-レスポンス!ここ大切ですね。コ-ナ-リング中のアクシデントにも自由度が大きいという事です。

兎も角もPOWER GPはPOWER RSと別物です、期待して良いと思いますよ~♪

詳しいことはまた次回に(^^)/

温故知新

明るく成って来ましたが外気温は7℃とまだ寒いですね~、陽が昇れば18℃まで上昇するらしいけどホントですか?

ところで自動車タイヤ新聞を見ていたら某タイヤメ-カ-が最新のロ-ドノイズ低減技術を解説していました。

つか私が元居た会社ですけど。

ロ-ドノイズはその質によって対応が異なりますがバンプヤギャップ通過時の衝撃音に対して特殊なスポンジをトレッド内に配置し緩和するといった技術を解説していました。

これねぇもう数十年も前の事に成りますが私は現ショップを経営しつつ某メ-カ-の嘱託社員として開発に関わっていました。

変な待遇でしたけど健康保険も有るしMCタイヤの開発は楽しかった^^

でもってそのメ-カ-がMCタイヤから撤退、私もお役御免。

その頃MCの開発を担当していた設計屋はPCは勿論、色んな部署に散っていたわけで・・・そんな中PC設計に行った後輩との話の中でロ-ドノイズの話をしていてトレッドの内部に衝撃吸収材を配置することを提案、具体的な材料名も上げましたが・・・・

鼻で笑われましたね(^^;

しかし・・・・現在は普通の技術として使われていますよねぇ。それを真剣に受け止めてくれていたら今頃はって話ですが。

まぁその設計屋はとっくにこの業界にはいませんが・・・。

似たような話はたくさんありますが例えばMCタイヤの場合でも衝撃やノイズの緩和はサスペンションでやるべきなんて話も有りますよね。

しかし事象が起きている直接的な個所で対策するのが最も効果的だと私は今でも思っています。

故に材料は言うに及ばず空気圧って大切なんです。

2020.02.20

POWER GP

生産計画とか何とかで国内入荷が遅れていたPOWER GPが入荷、国内での実走評価を取り急ぎ実施しなくてはなりませんが・・・

その前に・・・タイヤをじっくり見てみると・・・・

POWER RSとトレッドデザインも同じだしもしかしたらモ-ルドは同じなのかもしれないと思っていましたが寸法的なところもプロファイルも全て刷新されています。

構造が変更されたのはPOWER 5もCUP2も同じですがそれぞれが全く異なるというのも面白い。

特にPOWER RSから分化したPOWER 5とPOWER GPの狙いの様なものが見えてきますね^^

冷間時のハ-ドネスのポイントはPOWER5が低い数値ですがこれはシリカ系とカ-ボンブラック系の違いというところでしょう。

まだ何とも言えませんがPOWER GPとPOWER RSは全く異なるキャラかも知れませんね!

楽しみですね~♪

 

ブログランキングに参加しています! ポチっと応援、宜しくお願いいたします(^^)/

2020.02.16

クロスカブ to PRO

Myクロスカブのタイヤ、装着しているタイヤはとっても気に入っているMICHELINのガゼルですが・・・・・

居住地域の環境からか後輪が2000km程度でスリップサインが・・・(^^; にしても早すぎますね~。

まぁ毎日急斜面を下ったり上ったりケツ飛ばしたりしてるので仕方ないかもしれませんが。

因みに前輪は9部山(;’∀’)

後輪だけ交換とも思いましたがガゼルはすでに廃盤、なので代わりと成るのがMICHELINのシティPORO。

これがガゼルはインチサイズでPORはメトリックサイズで実寸はかなり違ってます。

前後別々というのも・・・・クロスカブなので大して気にすることもありませんが一応タイヤ専門店の代表者なので・・・・・

見る人が見て何やっとんの?と言われては赤っ恥なので( ;∀;) ここは前後同時交換。 しかし勿体ないですねぇ。

実寸はPROの方がトレッドは太く外径は少し小径になりますが、なんかしゃれとんしゃあですよ^^

inch規格のガゼルが野暮ったいとも言えますが。

ハンドリングも軽快で接地感も悪くありませんが乗り心地はややゴツゴツ感が有りますね(指定空気)

少し下げても良いかもしれませんねぇ。まぁ新車に装着されていたLMCと比較すれば雲泥の差。

シャキッとしとりますばい。リインホ-スド仕様という事も有りますがケ-ス剛性は高いようです。

見た目はバッチリ!クロスカブには超お勧めですね♪

因みにCT125にもバッチリだと思いますがNewハンタ-カブを購入した方にはお売りできません・・・・悔しいので(;’∀’)

 

ブログランキングに参加しています! ポチっと応援、宜しくお願いいたします(^^)/

2020.02.14

ROADSMART Ⅳ

私の場合MICHELINさん以外の新商品の試乗会や説明会に呼ばれることは先ずありません・・・・。

まぁそりゃそうだって話ですが(^^;

しかし、その代わりと言っては何ですが担当者さんが現品持参でご来店され商品の説明など個別にやってくれてます。

逆に開発の裏話や本音のト-クが聞けるし「どう思われますか?」なんて逆に質問されることも。

今回はダンロップさんがROADSMART4の現品持参でご来店。色々とお話を伺わせて頂きました。

本音の話として先ず開発指標はROAD5で徹底的に比較した様で少なくとも同等レベルに仕上がったと仰ってました^^

また極低速のタ-ン、例えばUタ-ン時はROAD5の場合ステア-にやや舵角が付き過ぎる傾向が確認できるがROADSMART4の場合低速時でもフロントは安定していてこの点は好みにもよるがダンロップの考え方としてはROAD5に勝ると考えているようです。

またフロントのベルトはスチ-ルを廃止しアラミドを採用、これはかなりの決断と言えるでしょうね。

しなやかさやエンペロッピングの向上という点では化繊が有利という事は間違いありません。

ところで極低速域でのステア-特性の違いは多くの車両メ-カ-にOEMを供給しているダンロップさんとMICHELINの違いを言い当てているようにも思います。

MICHELINの場合、OEMとREPの仕様は多少異なるものの他社ほど大きな違いが無いモデルが多くROAD5の場合、BMWの多くにOEM採用されています。

例えばRnineTやR1200RTにも採用されています。オ-ナ-の方であれば感じていると思いますが極低速域でのタ-ンで舵が粘る傾向が有りこれに対処した傾向が特性としてROAD5に与えられているだろうとは感じておりました。

粘る原因はステダンですが標準装着されているので・・・これは車両の特性としてそこは忖度みたいなところも・・・(;’∀’)

まぁタイヤ単体で見た場合、気にならない程度で専門に評価しているライダ-でなければ特に問題にもしないと思いますがダンロップさんはそこを無視せずきちんと対処したという事でしょう。

因みに舵の特性に関しては内圧次第で当然変化します、が基底となる特性は特性なので強く出るか軽減されるかというところではあります。

但しREP品のROAD5は仕様も適正内圧も異なるのでダンロップさんが指摘するほど差は無いのではないかと・・・比較しないとわかりませんけど(^^;

因みにBSさんもS22の開発の比較対象モデルはPOWER RSだと仰ってました、徹底的に比較して全てにおいて上回る性能を担保したと。

全てにおいてとは言い過ぎ?ではないかと思いますがPOWER 5を評価した際、恐らくBSさんが指摘しているであろうPOWER RSのネガを潰してきているのであながちBSさんの仰ってることも間違っても居ないところが有るかも・・・ですねぇ。

特に荷重変化による摩擦力発生の変化等は確かにS22の方が安定していました。しかしこの点はPOWER 5で改善されています。

その辺りの特性は評価の際にもかなり印象的な個所で結局、目指すところが同じセグメントのS22とPOWER 5ってかなり似た特性に結果としてたどり着いたのでしょうね。

いずれにしても比較対象とされるのはMICHELINとして誇らしいことでしょう。またMICHELINも他社の優秀なモデルについて徹底的に解析していると思うし互いが切磋琢磨することによって進化は加速するって話です。

それは兎も角、ROADSMART Ⅳは優秀なタイヤの様ですね!

 

ブログランキングに参加しています! ポチっと応援、宜しくお願いいたします(^^)/

2020.02.13

偏摩耗

CB1100にT31お替りです。つか選択肢はあまりないので止む無くというところもあるようですけど・・・・。

ブリヂストンさんの持病でもあるフロントタイヤの偏摩耗。

S20やS20EVOはとても評価の高いタイヤでしたがフロントタイヤの偏摩耗に関しては何とかしてよ!って声も多かったですよね~。

でもってS21ではかなり改善されましたがT31は相変わらず偏摩耗が発生しますねえ。

偏摩耗に関してはブリヂストンさんに限らず何処のメ-カ-さんも大なり小なり抱えている問題です。

構造やマテリアルの問題だと思いますが初期のパフォ-マンスを重視するあまりに偏摩耗に関して問題成る事も多々ありますね。

各メ-カ-さんのカタログ等に必ずと言ってよいほど記載されているのが【仕様は予告なく変更することが有ります】とあるように磨耗や不都合に関して市販後に手を入れることは普通にあるのですが・・・・

この偏摩耗に関しては大幅に仕様変更しないと改善は難しいと思います。

素性は良いタイヤなので何とか改善して欲しいものですねぇ。次期モデルに期待ですかね。

まぁこの偏摩耗もウェアインジケ-タ-が露出する頃、最後の最後にって感じではありますが・・・・。

結構、ハンドリングが極端に変化する嫌な磨耗ですよね。ご安全に!

 

ブログランキングに参加しています! ポチっと応援、宜しくお願いいたします(^^)/

2020.01.23

お好きに・・・(;’∀’)

あ~もぅどうでも良い!と言ってしまいたくなる適正空気圧の話ですが、過去何度も記事にしてますし全く間違ったことは記事にしておりません。

指定空気圧が好きな方はその数値にして走っても危険などという事は微塵もないのでどうぞどうぞというお話。

それぞれの機種、それぞれのタイヤそしてその組み合わせによって最適値は存在します。

その数値はライディングプレジャ-という点においてという事であり勿論、安全を担保したうえでというのが大前提。

もうそれを知り得るのは当店のお客様の特権という事で良いと思います・・・(;’∀’)

例えばBMW K1600GTLとS1000RRはタイヤサイズは前後とも同じです。無論タイヤの規格は速度記号もLI値も同じ。

敢えて言えば違いはタイヤのセグメント。

しかし装備重量はk1600GTLで最大400kgをオ-バ-対してS1000RRはワンマンでの総重量は私の場合で250kg程度です。

まぁ150kgの差が有るにもかかわらずタイヤの指定空気圧は同じって・・・(^^;

勿論、安全に問題は無いので好きにしてください・・・某界隈の皆様。

少し昔の車輛メ-カ-さんはユ-ザ-側に寄り添った数値を示してくれていましたねぇ・・・・それが今ではねぇ。

因みにちょっと前のBMWの大型車両のマニュアルです。

まぁ現在でもライトクラスの指定空気圧は適正値が殆どですね!これは車両の能力が最大値を指定しなくともリスクが無いという事だとおもいます。こちらはライディングプレジャ-が優先されているのでしょうね^^

ご安全に!!

« Previous | Next »