2020.08.07
界面活性剤
雨雲レ-ダ-で降雨時間を見計らって何時もの朝トレコ-スに出かけましたが・・・・
降られちゃいましたね~(^^;
ところでコビット19の感染予防の一つとして手洗いが推奨されていますが洗剤に含まれる界面活性剤がウィルスと結びつくことによって水と馴染みやすくなり洗い落とせるという理屈だと思います。
これってタイヤのトレッドコンパウンドの設計にも同じ理屈が使われているのですよ。
かなり昔ですが化学系出身が占める材料設計部の若手がゴムの補強材として使われているカ-ボンブラックとシリカの構造が似ていることから補強材として置き換えられるのではないかと提言。
しかし古参の多くがそんなもの使えないと・・・・カ-ボンブラックの様に細やかに分散させることは出来ない・・・と仰ってましたね。
兎も角もシリカは開発には加わりテストが行われましたが古参の言う通りの結果に成りました。
しかし当時ミシュランが開発したシリカ系ゴムを配したスタッドレスタイヤが発売され高性能を示していました。
それに触発された各メ-カ-はこぞって研究を進めましたがやはり問題はゴムと良く馴染まないという点が克服できず暗中模索。
そこに化学メ-カ-が加わりタイヤメ-カ-の持つ概念を一変した所謂界面活性剤という考えが加わりました。
これをもってシリカゴムの実用化が一気に進みましたね~!現在でも界面制御技術は進化を続けていてナノ化されたシリカをより馴染ませる界面活性剤が登場しています。
まぁ現在でもタイヤメ-カ-だけではなく洗剤や化学メ-カ-との技術提携という話ですが。
まぁこんなことを思い出しながら同じ材料設計でも洗剤メ-カ-にタイヤは開発できないしタイヤメ-カ-にも洗剤は開発できない。
同じ科学者でもカテゴリ-が異なれば得意なものは異なります、しかし協力を惜しまなければ新たなものを生むことが出来ます。
詳しいことは分かりませんがコビット19などの感染症に関わる科学者や医師にもそれぞれ異なる分野が有るようです。
見識の違いやそれぞれの情報など自分の考えと異なると中傷や否定をする・・・・
縄張りが有るのか利権が絡むのか分かりませんが・・・そんなあほらしいことは止めて互いに協力することによって新しいものも生まれるしそれぞれの力も高まると思うのですが・・・・。
既存の考えに凝り固まらずに互いに協力して欲しいものですねぇ。きっと何かが生まれる筈ですよ。
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