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2017.03.25

POWER RSメディアの評価

先日TC1000で行われたPOWER RSの商品説明&体感試乗会の記事が今月発売の雑誌に記載されています。

来月発売の雑誌も有るので全てではありませんがヤングマシン・ロ-ドライダ-・ライダ-スクラブ・タンデムスタイル・ドカィ-マガジン・ライディングスポ-ツの各雑誌に目を通しました。

先ずヤングマシン(和歌山氏)の評価は的確で最近業界ではタブ-とされている空気圧にまで言及しています。

非常に鋭い考察ですね(流石)

またロ-ドライダ-(浅川氏)もPOWER RSのキャラクタ-を良く見極めていらっしゃるようで同じく空気圧とパフォ-マンスの関係を暗に示しています。

ライダ-スクラブはもっと見てから試してからと言う所でしょうか。

他誌も概ね高評価ですが、まぁ当たり障りのない表現に留まっています。

その中でライディングスポ-ツ(山下氏)は表現が異なりますね。比較の対象が多少ずれているような気がします。

その理由の一つとして考えられるのは私の解説の聞き間違い、若しくは勘違いだと思いますがPOWER RSはCUPEVOよりもサ-キットのラップタイムが良いと記事中にありますが、これは間違いです

私の説明はPOWER RSはあくまでストリ-ト重視のハイスポ-ツラジアルであるが前モデルのPOWER3よりも遥かにサ-キットでの能力に勝り公道要件50%サ-キット要件50%とするPSS EVOよりもタイム的に勝るとお話ししました。

これがCUP EVOとなると全く評価は違ってくるわけで・・・・比較対象によって評価は変わりますから。

現在のMICHELINのラインナップの中においてCUPEVOは異端児且つ別格です。

また荷重をかけ続けなければ接地感が掴めないとかウォ-ムアップ性が劣る、またフロント荷重が抜けるとアンダ-ステア-傾向が強い等、また冷間時気を抜くと危険などと言う表記が有りますが全て的外れです。

恐らくエコタイヤのテクノロジ-が転用されているのかもしれないという説明から上記の様なイメ-ジを抱いたのかも知れませんね。

また記事中に空気圧F250kpa/R290kpaでも走行された様でその印象が残ったのかも知れませんね。

あまり変化はないと書かれていますが、如何なタイヤでも内圧によってキャラは大きく変化します。

改めてPOWER RSは公道を主とした低温から高負荷時にまで安定した条件に相応しい能力を発揮する現在最も高水準のハイスポ-ツラジアルタイヤです。

ライディングスポ-ツさんには改めて先入観なしでテストして欲しいものですね。(適正空気圧で)

※私の技術的な解説はあくまでも個人的な考察でありMICHELIN社の公式なものではありません。実体験から感じた事を評価し表現したものです。

コメント

いつもながら勉強になります。
タイヤの内圧でキャラが変わるというのは、素人ながら私も実感しております。本タイヤの履き始めは路面に対する食いつきが甘いなと思っておりましたが、圧を調整したところ全く別のキャラクターになったことに驚きを覚えました。(温間の空気圧が思った以上に高かったことが原因だと思っております。)欧州メーカーの考え方が何となく分かった瞬間でもありました。
私の印象では、山下氏の見解と大分乖離しております。

山下氏はレ-ス関係では某タヤメ-カ-と関係が密な様なので辛口評価も仕方ないとも思います。

が・・・しかし・・・危険と言う表現は大変遺憾に思ったりしますね・・・(^^;

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