2013.05.31
T30GT SpecモニタリングNo,2
前回T30GTスペックのタ-ゲットは欧州のツ-リストでもあると書きました。
実際にモニタリングをお願いしたU氏のインプレッションはブリヂストンさんの狙い通りのパフォ-マンスを発揮しているようです。
安定感、安定性重視のBT023GTSpecと比較し軽快感は高く旋回性もスポ-ツと呼ぶにふさわしく応答性も向上しているようです。
因みにBT023GTは意図的にdullなハンドリング特性を与え穏やかと言う印象を持ち味としていました。
しかし、穏やかと言う事は言いかえれば鈍いとも言える訳で・・・
例えば深いバンキングではバンク角の保持性が強すぎる、つまり動かないと言った安定性過多な所もありました。
旋回性そのものは悪くは無いのだけどロ-ルレスポンスが遅れる為、結果とし曲率は大きくなってしまう。
勿論、その穏やかなハンドリングを評価するユ-ザ-さんも多く居られます。
まぁ国内の場合、グランドツアラ-で中速以上のフルバンクと言う状況はあまりないのかも知れませんが欧州の場合は常識の範疇です。
また日本とは比較できない程の速度で走行する高速道路でのレ-ンチェンジの応答性についても厳しい評価を受ける事になります。
T30&T30GTspecの場合、ピュアスポ-ツの様なハンドリングレスポンスと比較は出来ませんが、安定性と軽快性のバランスも良く、応答性もニ-トラル。
私の場合GTspecでは無く通常のT30とBT023の比較に成りますが特性は同じところに有ると考えてよいでしょう。
摩耗に関してはブリヂストンさんは10%ダウンと評していますが確かにフロントに関してはその様な傾向が確認できます。
しかし現在の所リアに関してはゲ-ジでも互角。
元々、BT023GTspecに関してはフロントの摩耗が遅れる傾向にあったので前後の摩耗バランスが改善されたと考えてよいのではないかと思います。
ケ-ス剛性は高いレベルで担保しつつコンフォ-ト性にも優れるT30GTspec。
メガグランドツ-リング向けのタイヤはミシュランやコンチネンタル、メッツラ-に一歩劣ると言われているMade in Japan。
T30GTspecのト-タル性能は互角に成ったと言って良いでしょう。
更に微妙なさじ加減のステア-特性は匠と評されてしかるべきレベルに達したようです。
後は耐摩耗性や耐劣化性、性能の保持力が試される事に成りますね。
特殊アスファルトやコンクリ-ト道路、そして石畳で鍛え上げられた欧州メ-カ-のグランドツ-リングタイヤは手強い!
因みにP社を書き忘れたわけではありませんよ(^_^;)
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