2016.04.10
残春
さだまさしさんの残春という曲、一語一句が心に染みいる歌詞ですね。
子供の頃の有る時期、死と言うものが怖くて怖くて・・・・婆ちゃんに大人になると死と言うものが怖くなくなるのかと問うた事があります。
婆ちゃんは、人生はそれぞれ長い短いが有るけども価値は長さで決まる訳では無い、どれだけ一生懸命に生きたかと言う事が大切。
あきちゃん(私の事)も一杯一杯遊んだら疲れて眠くなるでしょ。そして次の日は元気になって目が覚めるでしょ・・・。
死とは終わりじゃ無く始まりなんだよ・・・みたいな話を聞いた覚えがありますが・・・・とてもとても理解できるはずもなく。
今思えば特攻で息子を亡くした祖母だからこその話だったのかもしれません。
そんな事が切っ掛けで仏教を勉強した時期があります。
日本の文化、日本人の倫理観や道徳心の根底に仏教が強く影響しているのだと・・・そんな事を学んだ気がします。
経とはそれを説いたものであろうと。まぁ刹那的な宗派も存在しますが、それはそれで戒めにも似た所であると。
でも・・・やはり良く解らないし、答えは見つからない。答えは無いのかもしれませんけど。
残春と言う曲は正に濃い霧の中で答えを導く道筋を見出した・・・そんな気持ちに成りましたね。
若さを嗤(わら)わず 老いを恨まず いつか 来た道 いつか 行く道
いのちを恥じず いのちに怯えず 永い永い坂を 黙して独り行く
感慨無量です。
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