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2016.02.26

OHLINSレ-ス専用フロントフォ-クカ-トリッジ

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最近、ボチボチではありますがサ-キット走行前提の健脚を承る事が多くなりました。

しかし、これが結構難しい仕事なんです。

こうすればタイムが上がるなんて仕様の見本なんてものは無く、ライダ-の感性やスタイル、そして技量など様々な条件がてんこ盛りである事はお分かりかと思います。

タイムを切りとる為のアプロ-チはライダ-は無論、チ-ムやショップによってそれぞれ違っていて当然のことです。

嘗て全日本選手権を走っていた頃、同じチ-ムで同じマシンそして同じ銘柄のタイヤを使っていてタイム的にも同じレベルで有ってもサスペンションのセッティングはかなり違っていたものです。

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勿論、ライダ-の体格や得意不得意のコ-ナ-等、コ-ス攻略の上で優先順位が違うからと言う理由もあります。

なのでライディングポジションやディメンジョンも全く違っていて同じバイクなのに他のライダ-のマシンにまたがると物凄く違和感が有りましたね・・・まるで別のバイクの様な・・・・。

昔々WGPを戦っていたレイモン・ロッシュ選手のマシンとケニ-・ロバ-ツ選手のマシンに乗る機会を得ました。

サスセッティングはそれぞれそのままと言う話でしたが・・・余りの方向性の違いに驚きました。

まさにスタイルの差なのでしょう。因みにレイモン・ロッシュ選手のマシンは私にはとても乗れたものではありませんでしたね。

因みに元同僚の和歌山利宏氏がWGPにワイルドカ-ドで出場した時のTZ250にも乗りましたが・・・これがまたシックリ来ないと言うか乗り難い・・・・と思ってましたけどタイムは自分のTZ250より1秒以上も速かった・・・不思議なものです。

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前置きが長くなりましたがサ-キット走行前提とした場合、サスペンションの基礎的なポテンシャルは構築できますが決定版の様なものは無いと言う事です。

ライダ-のスタイルは勿論、技量と合わせて創り上げて行くもので有ると言えるでしょう。

ところでOHLINSのレ-ス専用のフロントフォ-クインナ-カ-ドリッジの取りつけとセットアップを全日本選手権の国際クラスに参戦しているベテランライダ-からご注文頂きました。

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この手の商品は例えばHONDAグロム用でもパ-ツ単体を個人のユ-ザ-さんにお売り出来ませんとラボ・カロッツェリアさんも謳っています。

技術力のあるショップで装着するよう指示しています・・・まぁグロムの場合はそんなに難しい作業内容ではありませんが・・・。

しかし、これがレ-ス専用の超高価なインナ-カ-ドリッジとなると話は違います。

例えばスプリングレ-トやオイル粘度、オイルレベル等の基本仕様と言うものは全くなく指示もない。参考値もない。

レ-ス用と言うものはそう言うものなのだと思います。

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つまりクオリティ-の高い基礎的なシステムを作業者と使用者で各々スタイルや目指す所を構築するって話。

当然、それなりのレベルが求められる訳でサスペンション事を知っているだけではダメと言う事でもあります。

この辺りがストリ-トモデルとの大きな違いであって万人向けのモノではないと言う事ですね。

タイムが出る仕様にしてくれと仰る方々が多いのですが・・・・・^^;

正直に言って私の考えとシンクロ出来るのであればタイムが出せる方向を示す事が出来ると言う事でしょうか。

勿論、私の考える方向がスタイルに合わないと言う方も居られると思います。

ストリ-トの目指すところはカテゴリ-によって強弱は違っても殆ど同じ方向性に成りますが、これは汎用性が重んじられるストリ-トタイヤの開発と専用性の高いスペシャルレ-シングタイヤの開発の違いと似ています。

あるレベル以上のタイムはライダ-の知識、感性、技量によると言う事です。

それに素質と言う要素も大いにあるしサスペンションやエンジンパワ-だけでタイムは切り取れないとハッキリ申しておきます。

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今回のOHLINS FGRを使うのは国際ライセンスのベテランでありWGPのワイルドカ-ドにノミネ-トされた事もあるライダ-ですから、有効に活用できると思います・・・・多分。

 

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コメント

いろんな意味でドキドキします。

効果が上がると良いですね-!

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