2015.12.03
サスペンションエンジニアさん ご来店♪
サスペンションとは何かと問われれば車体とタイヤを繋ぎ総合的な運動を造りだすもの。
つまりサスペンションの語源でもあるサスペンダ-って所です。
昨日は某サスペンションメ-カ-のエンジニアさんがご来店に成り久々にコアでメカニカルな会話をさせていただきました。
因みにご来店に成られた理由はサスペンションのプロショップの看板を掲げる多くのショップとウチの毛色が随分違っている事にあるそうで・・・・。
当店の健脚の考え方、方向性・・・・カッコ良く言えば理念に共感を覚えたからだそうです。
車両メ-カ-のOEMとして導入されている大手のサスペンションメ-カ-さんの仕様に疑問を投げかけると同感とのご意見もお伺いいたしました。
つまりはフ-ルプル-フ的な思考やフォ-ルトトレラント設計と言った考えが支配的であり過ぎるのではないかと言う話。
因みに多くのサスペンションデザイナ-やプロショップのメカニックはそのシステムを車体側から見る傾向にありそれは間違っていないと思いますが私の場合はタイヤ、もっと言えば路面から眺めていると言う感じです。
バイクが機能する全ての事象はタイヤの接地面の中で起る摩擦力に支配されています、如何なモンスタ-バイクであろうとタイヤと路面の摩擦が無い限り機能する事は出来ません。
更に路面に接するトレッドは回転と共に接触離脱を繰り返します。
走行によって発生する慣性力の殆どは車体が受け止め作用するのは路面である。
故に相対的に食い違う力を連結しバランスを図るのがサスペンションと言う事に成る。
この一連の作用の中でコンフォ-ト性や運動性、旋回性をバランスさせるのは数値的なものだけでは完成しない。
特にバイクの場合、ライダ-の感覚とのシンクロが最も重要で答えは無数に存在します。
それを個別に見知し具現化する事がウチの能力と考えています。
ケ-スによっては理論的に間違っている場合でも、そのケ-スでは正解と言う事も多々あります。
なので機種別のマニュアルは参考程度にしか考えていません・・・・^^;
著名なこがね(黒いのもありますが)の正立フォ-ク等は正に何処でも誰でもなフ-ルプル-フ的な仕様で吊るしでポン付けしても本来のパフォ-マンスは享受出来ないと思います。
まぁビジュアル的な満足感は高いと思いますけど。
秘められたポテンシャルを必要要件に応じて引き出すことは脚屋の醍醐味でもあります。
ウチの流儀はウチの流儀であってそれが全て正解だとは思っていませんでしたが現役のサスペンションエンジニアさんに共感頂いて光栄です(社交辞令かもしれませんけど)・・・・。
自信を深める事が出来ました。
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