2014.09.11
起源
秋の夜長・・・と言う訳ではありませんが・・・。
ふと大学時代のある教授の事を思い出しました。
その教授は民俗学と言うか日本人の起源について研究していて、自分の学部とは全く関係有りませんでしたけど興味を持ちました。
日本人の起源についてとても興味深い仮説を立てられていて縄文人とアイヌ民族、琉球民族の共通点などをまとめておられました。
確かに言葉の使い方、衣装、文化等とてもよく似ている。
縄文人と言えば北部九州も無縁では無く、東進した遠賀川式弥生人が東日本縄文人との遺伝子交流が行なわれ現在、日本人として最も多数派であると言われています。
また東日本縄文人の末裔はアイヌ民族でありそのル-ツは古代バイカル人であるとも。
遥か古の話ではあるけれども民族の長い長い命の旅、その旅の行く末での諍いは切なくも有りますね。
弾圧や差別は結局自分自身を否定している、そういう事だと思います。
自然を敬い、そして恐れ慎ましく・・・家族を人を大切に心を育み・・・時の流れに逆らわず生きて行く。
100年前のこの画像を見て切なく、そして懐かしく思うのはそのル-ツの記憶がDNAに刻まれているからなのかもしれません。
最近の切ないニュ-ス。
盲導犬や白杖の少女を傷つけてしまう等、言語道断。民族の心の中から何かがこぼれおちているのでしょうか・・・。
この曲が祈りの様に聞こえます。
100年前の美しいアイヌ民族の動画のバックに流れる曲。
何という曲ですかとお問い合わせを頂きました。
実は朝崎郁恵さんと言う奄美の唄者が歌っている阿母と言う曲です。
夏は駆け足で無情に過ぎて行く・・・・
その地で生きる覚悟と自然との共生を切なくも愛おしく歌い上げていると思います。
NHK大河ドラマ篤姫の挿入曲としても採用されてます。
Posted at 2014.09.11 2:59 PM by reirasp