2016.04.02
OHLINS TTX to CBR600RR
前回、フロントフォ-クのモディファイ&O/Hとリアのメンテナンスとセットアップを実施したCBR600RRのお客様。
今回はOHLINS TTXを投入です^^
前回と言ってもおおよそ2年前なのでリンク周りは何時もの様に全バラでチェックしクリ-ンナップ&グリスアップ。
走行距離は健脚後約4500kmですが2年が経っているのでこのタイミングでリンク周りのメンテナンスは正解ですね。
装着後はフロントフォ-クとのバランスを考えながらセットアップ。
機種にもよりますがTTXの出荷仕様はかなりハ-ドなセッティングなので再セッティングは必須ですね。
逆にBMWのツアラ-系の46PC等はどうしてこんなにソフトなのって位柔らかい出荷仕様なんですね~。
そのままではサイドスタンドが立たない程です・・・・出荷仕様の基準と言うのは・・・・一体?
まぁどっちにしても再セッティングは当然の作業ではありますが・・・・。
ところでホンダのユニットプロリンクシステムはリアの接地感が掴みにくいと言われていますね。
確かにCBR1000RRもCBR600RRも特にウェットでは接地感は希薄に感じる所があります。
まぁ感覚の所なので慣れることも必要ですが、OHLINSを装着し確りセットアップ出来ている場合、ネガは殆ど感じません。
逆に加速時のグリップ感はユニットプロリンクの方がリニアに感じ取る事が出来ますね。
そもそもフレ-ムワ-クの自由度と言う点から発想が生まれたユニットプロリンクシステムと聞いておりますが、例えばレ-スと言う環境の中ではここが狙いの一つだったのかもしれませんね。
ところで、接地感とグリップ感って一般的には同じ意味に使われている様ですが、実際は意味が違うのですよ。
接地感とは直進時やコ-ナ-リングにタイヤが路面を捉えている感覚で車体に掛かる応力やトレッドのダンピング特性、そしてケ-ス剛性等によっても変化します。
グリップ感とは主として加速・減速時にタイヤの摩擦力を感じ取る感覚。
タイヤのグリップは同じ荷重で有れば接地面積が広く接地圧が低くなるほどに摩擦係数が高くなる傾向にあります。
まぁタイヤの摩擦力に関しては他にも様々な要素があり複雑奇怪と言っても良いのですが、単純に言えばこの様な事に成ります。
勿論、高性能なショックアブソ-バ-は接地感覚やグリップ感覚を高め、タイヤの持つポテンシャルを最大限に引き出す力を持っています。
その力が健脚パワ-・・・なんつってちょっとコマ-シャル(^^ゞ
因みに一般的に乗り易いと評されるのは接地感が高く、且つリニアであると言う事。
なのでツ-リングモデル~スポ-ツと言う所では接地感を優先する事が多く様々手法を持ってそれをバランス良く高めています。
車体のディメンジョン、サスペンションシステムそしてタイヤのプロファイルやケ-ス剛性など様々な要素からなります。
同じ高性能ショックアブソ-バ-でもセッティングによって良くも悪くも印象は言うに及ばす、運動性能もガラっと変わります。
故に私はタイヤからサスペンションを眺めています^^
遠路、大分からお越し頂き、有難うございました。 ご安全に!
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