2017.11.05
POWER RSのウェット性能
遠路、福山からタイヤ交換でご来店のお客様。京都のダンさん(見習い中)の奥様です。
ご夫婦でロングツ-リングが趣味と言う仲良しなお二人です♪
今回はROAD4からPOWER RSに換装ですがPOWER RSって雨天走行は大丈夫なのか・・・って話??
確かにウェット性能に関してはROAD4と比較し劣るのは否めません。
しかし見た目のトレッドパタ-ンからの印象とは違い必要にして十分なウェット性能を担保しています。
トレッドパタ-ンを静的に見るのではなく動的に見ると分かり易いと思いますが・・・・
比較的大きく取られたカブセルグル-ブはタイヤが回転することによってグル-ブとグル-ブを高速でリレ-していく訳で動的には繋がっていると言っても良いでしょう。
例えばROAD4の場合大きなネガティブ比を有しており言わば路面の水幕を竹ボウキで掃きだす感じ。
対してPOWER RSは柄杓で汲み取り掻き出す感じと言うとイメ-ジし易いかもしれませんね。
無論、絶対的なウェット性能はROAD4の様な理屈が有利ですがドライ性能を高い次元で担保しつつウェット性能も犠牲にしない、つまりドライ性能に重きを置きつつウェット性能も十分に担保しているのがPOWER RSのカプセルグル-ブの配置とデザインなのです。
欧州では既に公開されているNewROAD5もこの理屈に基づいていて更にウェット性を高めたサイプとディンプルが追加されています。
ウェット性能はトレッドパタ-ンだけではなくトレッドラバ-の特性も大きく関ります。
幅広い温度域において安定的な粘弾性を有する事も重要でウェット性能は両者の総合力によるものです。
まぁPOWER RSの場合、ショルダ-部分はドライグリップに特化したスリックデザインなのでウェット路面での絶対バンク角は深いものではありませんが常用域で不足は有りません。
この動画をじっくり観察して頂ければ私の言っていることがイメ-ジ出来ると思います。ご安全に。
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