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2018.08.29

ROAD5 5366km

R1100Sに装着したROAD5も全走行距離5366kmに達しました。

MICHELIN社の謡う5000kmに達しても初期のパフォ-マンスをほぼ担保するというのは本当なのか?

それを検証すべく様々な条件の中で走らせてきました。

外気温o℃~40℃近い酷暑の中、そして極寒のフルウェットまで・・・

人間というのは徐々に変化して行くハンドリング特性やグリップ感・実グリップレベルは慣れることによって大きな変化を感じなかったりします。

私の場合は一応プロのテストライダ-の端くれでもありその辺は大丈夫・・・・かな・・・・みたいな(^^;

まぁ官能評価にそれなりの自信はありますが、念の為要所で新品のROAD5をライドし・・・あくまでも念の為・・・感覚をリセットしつつ検証。

ROAD5はスポ-ツツ-リングセグメントの中でウェットグリップはずば抜けたポテンシャルでドライグリップもレベルは高い。

がドライグリップレベルに限って言えば某メ-カ-の同セグメントのモデルにやや劣るのも事実です。

とはいっても一般公道レベルで不足があるものではありません。

でもって5000kmを超えたROAD5のパフォ-マンスは如何に。

まず初期走行から1000km程度まではツ-リングスポ-ツセグメントのタイヤとしてはややスポ-ツモデルに寄せすぎている印象が強くこのセグメントのタイヤとしてはステア-特性はややクイックでフルバンクでの剛性感も高く・・・勘違いしてしまいそうな所も。

しかし1000kmを超える辺りからタイヤケ-スがこなれた感覚で全体のハンドリング特性は穏やかで超ニュ-トラルなものに変化する。

更にコンフォ-ト性は高まり安定感や接地感も増す。またタイヤ内圧に関しても高いほうに幅が出る。

言わば本来のセグメントに相応しいキャラクタ-に変化し、これが本来のROAD5であると思います。

ある程度落ち着いたパフォ-マンスはその後5000kmまで変わらず維持され感覚的には能力が高まった感さえある。

上記のドライグリップレベルも某メ-カ-の同セグメントのタイヤをこの時点では超えています。

超えているというより比較対象のタイヤのレベルが低下しているといった方が正しいですね。

この時点での磨耗は非常にナチュラルで外角断面形状の変化は僅かで偏摩耗も皆無。これは使用環境にもよりますが。

ウェットでのパフォ-マンスは数値的には変化がないといったところかもしれませんが感覚的に高まったように思われ、それが絶対的な安心感に繋がっています。

ツ-リングスポ-ツセグメンに求められるパフォ-マンスは長距離走行でも疲れがたく積極的に入力しなくても普通に走って操作して「進む・曲がる・止まる」に優れ、そして磨耗による特性変化を極力抑え且つ耐摩耗性に優れることに加え低温域から高温域までの全天候でこれを担保すること。そして高い持続性が求められます。

全てを100点満点で担保するのは難しいと思いますがROAD5全てにおいてかなりの高得点。おそらく現時点では同セグメントの中で孤高のトップといっても良いと思います。

MICHELINはこのセグメントのタイヤ造りには定評がありますが流石だと思います。

まぁ私はMICHELINの専属契約ライダ-なので・・・そりゃぁ悪くは言わないでしょうって方もおられると思いますが・・・

話半分に聞いてもらってもROAD5は確かに優れたスポ-ツツ-リングタイヤですね。

 

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