« | »

2020.01.17

CUP2インプレッションNo,2

先ずはNo,1でコメントした通りセミレ-シングと言っても間違いではないこのセグメントのタイヤとしては低温側でもコンパウンドは十分に活性し・・・

まぁミシュランのストリ-トタイヤらしからぬガッチリとしたグリップ感。

実グリップレベルも岡田忠之氏をもってビックリしたと言わしめるほど路面に張り付くような強力なものです。

故に市街地では多少ステア-に重さを感じるかも知れません。

しかし一度ワインディングやコ-スで積極的に操作すればフロントは低中高速域のどの場面でもニュ-トラルで軽快且つ適度な安定性を損なわない。

切り返しもバンキングレスポンスも俊敏でフルバンクまで一気に倒し込んでも限界付近でピタっと安定する。

メリハリの効いた操作は必要ですがロ-ドゴ-イングスリックタイヤと評しても過言ではないパフォ-マンス。

旋回は回頭性に関してニュ-トラルですがクリッピング以降の2次旋回ではリアタイヤの垂直軸が外側に振り出されたような感覚でとてもタイトに旋回する。

またかなり強くブレ-キングしつつバンキングを開始してもこれまたニュ-トラルさは損なわれずタイトな進入も問題なし。

立ち上がりはアクセルで旋回する感覚でトラクションの与え方次第でラインの自由度もフレキシブル。

例えばスイングア-ムのタレ角を増やしアンチスクワット効果が高まったかのような感じと言えばよいのかな。

またこのクラスにしてはコンフォ-ト性も優秀で小さなバンプやギャップの吸収性は良好、が縦方向の段差などはタイヤ剛性が高いが故にやはりドンとした衝撃は受けることに成ります。

それでも外乱の収束性は高く特筆すべきはコ-ナ-リング中のかなり深いバンク時でも同じく外乱の収束性は抜群。

それらも含めたコ-ナ-リング安定性、バンク保持性は素晴らしい。

基本、公道走行可としたファンライドモデルですがファンライドを超えたファンライドと言って過言ではありません。

トラックでも高い戦闘力を発揮するのは間違いないと思います。

サ-キットを走るならRACINGタイヤだろうと言っていたミシュランさんがねぇ・・・・と言いたくなるハイエンドモデルですね。

耐摩耗性に関してはスパコルより多少優れる程度で期待は出来ないと思います。

具体的な距離数は特にこのクラスは使用環境によるところが大きいので数値を具体的にというのは控えるべきかと。

個性は主張してきますがフレンドリ-なモデルでも有ります、がしかし機種とのマッチングに関しては限定されると思います。

現行モデルのCUP EVOよりも更にトラック要件にシフトしているが故にのお話ではありますが・・・・

まぁSSモデルであれば問題はありません。MyS1000RRともNewZX10Rとも抜群の相性でしたよ~。

ご安全に!!

 

ブログランキングに参加しています! ポチっと応援、宜しくお願いいたします(^^)/

コメント

あとは、エア圧ですね。
フロント2.1、リヤ1.5ぐらいでしょうか。

トラックだったらその数値ぐらいが目安かと思います。

ストリ-トの場合、個人的にはフロント230kpa/リア180kpa前後が適正かなぁと・・・・思います。

あくまでもご参考までに。

Comment feed

Comment





XHTML: You can use these tags:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

CAPTCHA