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2015.08.27

evolution

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某タイヤメ-カ-さんから今年の鈴鹿8耐の裏話?と言うかパドックのエボリュ-ションなお話を伺いました。

先ずは話題のNewマシン、ヤマハYZF R1MのRホイ-ルの内側に装着されたフィン状のプレ-トの話。

何かのセンサ-プレ-トかと思っていましたが実はホイ-ル周りの放熱フィンだとか。

ヘェ~ってなもんですよね。

開発現場に携わる人でも「そうだったの?」なんてある意味トリビアな話だったらしい・・・・^^;

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どれほど効果があるのか、また必要なものなのかは分かりませんが・・・YZR M1にも装着されているのでしょうか?

ところで年々進んでいる各個所の電子制御ですがその中でも私に直接関係があるのが電子制御サスペンションシステム。

今年の8耐のパドックでは専任の担当者も居て例えばライダ-のスタイルやタイヤメ-カ-別の特性に合わせたプログラミングを行っていたようです。

全日本でレギュラ-なタイヤメ-カ-のものはデ-タ-も豊富でセットアップはスピ-ディ-だったようですがそうではないメ-カ-は苦労も有ったようです。

サスセッテイングはライダ-からの情報でメカニックがメカニカルにセットアップするものでは無くPCでポチパチとやる時代に成ったのか・・・・。

セクション割のセッティングも可能らしく、例えば一旦メモリ-してしまえば耐久レ-ス等ではライダ-交代の際にピピッとセッティングも変更できる。

凄いね!エヴォリ-ションはんぱね-!って話です。

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しかし、私が思いますに・・・そもそものサスペンションの能力は原本によるもので電子制御もメカニカルなセットアップもそれをどう使うかという事に置いては同じ。

なのでいくら優れた電子制御を持ってしても原本以上の能力は発揮できないと言う事です。

しかしアナログなセットアップでは叶わない条件別の能動的な対応が可能という事、つまりアクティブサスペンションと言う訳です。

が・・・電子制御が何処までライダ-の感性とシンクロ出来るかと言うと・・・多少疑問でもあります。

電子制御はパフォ-マンスを与えられると言う感じでアナログはパフォ-マンスをいかに使いこなし感じるかという事。

考えるな!感じろ・・・・みたいな。

電子制御サスペンションシステムが搭載された2機種のバイクでトラックを走った時の違和感は半端ではありませんでした。

例えば電子制御サスペンションで市販タイヤを開発したら如何なタイヤが生まれるのか・・・逆に能動的では無いタイヤに成ってしまいそうです。

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何となく映画ロッキ-VSドラゴを思い出してしまいます。

ロシア政府が最新の科学と技術を駆使し科学者によって造りあげられた戦うコンピュ-タ-ボクサ-との熾烈な戦い。

やはりバイクは人に近い乗り物で有って欲しいと思ったりしますね。

電子制御サスペンションを否定している訳ではありませんが用途要件、そして役割が違う様な気がします。

人も猿も同じ祖先を持つエボリュ-ション。

エボリュ-ションとは人工知能が人にとって代わる事で無い様な気がしているのは私だけでしょうかねぇ。

複雑な心境ですね。

 

 

 

コメント

レイニーの頃のYZRはセミアクティブサスでその後禁止されたんでしたっけ。そのYZRはリアのリモートイニシャル調整ノブがハンドル付近にあったんですが走りながらいじってたのでしょうか?

kogさん、おはようございます。

何か、そんな話がありましたね~。

因みに電子制御サスペンションシステムはメガツアラ-等の大まかな設定は便利だと思いますが。

大切なことは故障した際のバックアップって所だとおもいます。

因みに私の場合、走ってる時に勝手に特性が変わるのには付いて行けそうも有りません・・・・^^;

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