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2015.02.26

油冷の健脚

油冷の健脚、鋭意作業進行中ですが・・・・

リア周りの腐食と固着にも難儀しましたがフロント周りのクランプボルトもかなりのダメ-ジです。

ボルトへの油脂塗布の賛否も有りますが、絶対に塗布した方が正しいと思います。

皆さま、悪い事は申しません。是非、定期的なメンテナンスを行う事をお勧め致します。

ところで最も問題なのは左右のインナ-チュ-ブの損傷です。

全く同じ位置にあり何かを修正した痕の様ですが傷が深く、今までオイル漏れがなかった事が不思議です。

ボトム付近にはかなり錆もあり、本来なら交換しかないと思います・・・が。

先ず、パ-ツが出るのかどうか?

部品が出るとしてサイドパネル1枚が100000yenもするGSX-R1100の部品の値段は想像しても恐ろしい訳で・・・・^^;

因みにZX12Rのインナ-チュ-ブは片側50000yen近くしますから・・・・想像するだけで身震いしてしまいますもんねぇ。

でもって考えた結果、今までオイルが漏れていなかったという事実も有り先ずは研磨による修正で様子を見る。

不具合が出た場合、再メッキと段階的にやるしかないと判断。

研磨、修正にはかなりの時間を要しますが、当然傷が消えるわけではありません。

触感で傷表面が滑らかになる程度ですが・・・・・上手くいけば・・・・と念も込めて・・・・。

実はこの傷、1Gの状態ではフロントフォ-クオイルシ-ルの内側にあります(かなり微妙な位置ですが・・・)

しかし伸びきりの位置はダストシ-ルの外側。

対処法ではありますが研磨プラス、リバウンドストロ-クを大きく取る方向でセットアップ。

車両の年式が年式と言う事とお客様は古いお付き合いの常連様である事、そして何よりもGSX-R1100をこよなく愛して居られる事を考え予算の中で最善を尽くさせていただきましたが・・・(リアのOHLINSもピストンロッドも要交換だったし)

かなり前に他店様で前後サスペンションのメンテナンスを行われた様ですが・・・・悔やまれます。

多分、適正なツ-ルを使用せずに分解したであろう痕はかなり・・・・。

今回はO/Hと言うより修正と修理を伴った手強い作業でしたね~常連さんじゃないとやんね~~感じ(^^ゞ

組み上げた後の作動性や減衰特性も良い感じではあります。

さて仕上げですね。

 

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