2018.04.14

鈴鹿ツインサ-キット

中部・関西地区のディ-ラ-さん向けROAD5の体感試乗会が開催された鈴鹿ツインサ-キット。

フルフラットのコ-スを2つに分け更にパドックを使ってウェットブレ-キングのコ-スを設定。

コ-ス設定を行うスタッフの皆さんは大変だと思います。

参加されたディ-ラ-の皆さんには好評を頂いたようです。でもまぁ・・・忙しいコ-スでしたね。

こちらは特設Aコ-ス

因みに巷で何かと語られるのはハイセグメントのタイヤですが、実際の市場はROAD5の様な扱いやすいタイヤを求めている・・・。

これは実際にエンドユ-ザ-さんやショップさんと対面して販売している多くのディ-ラ-さんのご意見です。

 

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2018.04.12

ゴムの話し その4

さてモ-タ-サイクル用のプレミアムタイヤにはほぼSBR主体のラバ-が使用されています。

特にハイグリップタイヤと呼ばれるセグメントは高いヒステリシスロスの発生を前提に配合が行われますが高いグリップレベルを得ようとすると摩擦の入力依存度や温度依存性が高くなります。

まぁRACINGタイヤであればタイヤ骨格やラバ-等をそれぞれの条件に合わせて数種類準備するという事で解決できますがストリ-トタイヤはそうは行きません。

出来るだけ幅広いバランスを構築しなければならず、正にこの点がメ-カ-の技術力の差と言っても良いでしょう。

そこで注目を集めているのがS-SBR。

S-SBRはポリマ-が活性する温度域を任意に与える事が可能で同じS-SBRでも異なるTg(ガラス転位)を持つ。

この事から異なるTgを持つS-SBRをブレンドし幅広い入力や温度域に対応するトレッドラバ-を作り出す技術が要と成っています。

4輪のエコタイヤのテクノロジ-として知られていると思いますが、最近はさらにステ-ジの高いハイグリップスポ-ツタイヤにこの技術が応用されています。

しかしこの技術は非常に高度で異なるS-SBRをバランス良く結合させ、むらなくポリマ-全体に馴染ませる事はかなり高度なテクノロジ-。

例えばレ-シンタイヤにこの技術を投入しているのはフォ-ミュラ-Eにタイヤを供給しているMICHELIN一社ではないかと思います。

フォ-ミュラ-Eと言う近未来のカテゴリ-たからこそタイヤメ-カ-としても未来を見据えての挑戦と言うとこだと思います。

つか・・・かなり分かり難い話かもしれませんが・・・(^^;

ここは私なりにかみ砕いて説明するとイメ-ジ的には見た目は一つの黒いトレッドラバ-ですが色々な得意技を持つ職人さんの塊で出来ている。

そしてガッチリとスクラムを組んでいてれぞれ得意な条件が発生すると瞬時に役割を交代しバシッと仕事を行っている。

この仕事の能力や役割分担はセグメントによって厳密に人選されている・・・といった感じでご理解いただけるかな?

ところでBRやSBRにもグレ-ドが有り価格差もかなり大きなものです。更にS-SBRは高価。

廉価版として復刻しているタイヤ等は見た目は同じでも使用されているゴムが異なっている場合が殆どで価格差もこれに反映されていると言っても良いでしょう。

POWER RSやROAD5には他社より抜きに出たこのような高度なテクノロジ-が投入されています(多分)

無論ACTと言うケ-ス骨格とのマッチングもこのラバ-の能力を最大限発揮させる役割も担っています(多分)

まぁ・・・ミシュランさんから聞いた話ではありませんが私の勝手な全力考察・・・なので悪しからず。

ゴムの話はこれにてお終いです。

 

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2018.04.01

ディアブロロッソコルサⅡ入荷

ディアブロロッソコルサⅡやっと入荷しましたね~♪ 画像で見るよりも大人しい感じ。

製造国はドイツですね。POWER RSと見た目の違いは歴然でコ-ナ-リングに対するアプロ-チはキャンバ-スラストが主軸の様です。

フロントタイヤ120/70ZR17はPOWER RSよりも一回り大きく寸法はPOWER3と同じ。

リア190/55ZR17に関しては同寸です。製造はミアス製造法の特長でもある射出されたリボン状のラバ-を巻き取るタイプのもの。

これは現在主要タイヤメ-カ-がこぞって採用している製造法でMICHELINのC3M製造法に端を発しています。

製造工程の簡素化やタイヤのユニフォミティ-に非常に効果的ですが・・・欠点もあります。

その為かブラダ-は元のタイプに戻されているのか??この辺りは行ったり来たりの様ですね。

それは兎も角・・・・

出張前に走りたかったけど時間がない・・・・現物見るとウズウズしてもぅたまりません・・・(^^;

 

 

2018.03.30

ゴムの話し その3

現在タイヤトレツドに採用されているゴムはほぼ合成ゴムが主体に成っています。

例えばブタジエンゴム(BR)やスチレンブタジエンゴム(SBR)が使用されています。

BRやSBRは摩擦力が高く耐摩耗性に優れるからにほかなりませんが。

そもそも合成ゴムって何って話ですが、これは石油由来の合成高分子化合物で天然ゴム(NR)によく似た物理的性質を持ち耐候性や耐久性、耐油性に優れ摩擦力も天然コムに勝ることからタイヤの部材として使用されるようになりました。

勿論、天然ゴムに劣るところも有るので合成ゴムだけではタイヤは完成しません。

合成ゴムは重合と言う方法で生成されます。重合とは簡単に言うとモノマ-が2個以上結合して化合物に成る事。

文字通り単量体分子を重ね合わせる事。これによって様々な性質を持つ合成ゴムを作り出すことが出来ます。

その中でタイヤに適した合成ゴムがBRやSBRと言う事に成ります。

重合方法には乳化重合法と溶液重合法があり方法によってまた違う性質を持つ合成ゴムが生成されます。

まぁ重合法については旭化成とか三菱や日本ゼオン・日本化学合成のH/Pに紹介されていますから興味がある方はご覧ください・・・・難しいですけど。

例えば乳化重合法で生成したSBRと溶液重合法で生成されたSBRは区別されていて後者はS-SBRと称します。

(ソリュ-ション・スチレンブタジエンゴム)

一般的にはSBRの生産性が高い事や安価であることから主流だったのですが近年ではS-SBRの特殊能力が注目され積極的に使われている様です。

これらのポリマ-に充填剤であるカ-ボンブラックまたはナノカ-ボンブラックやシリカ、カップリング剤や軟化剤のアロマ系オイルや樹脂、パラフィン等の老化防止剤や架橋剤のサルファ-等が配合されます。

更に性質の違った合成ゴムやNRがブレンドされ深い味わいを醸し出す・・・ってコ-ヒ-かっ(;’∀’)

まぁ目的に沿った特性をもつラバ-が造られるわけでこのノウハウがメ-カ-の技術力と言う事に成ります。

さて次はタイヤトレッドにおけるガラス転位点のコントロ-ルの理屈などを・・・分かりやすく書けるかな?

 

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2018.03.24

ゴムの話し その2

前回に続いては合成ゴムの話しとしていましたけど・・・・その前にもう少しNRの話を。

NRにはグレ-ドがあって私が現役の頃はRSS3と言うグレ-ドが主体でこれは飴色をしています。

しかし現在はRSS3は少数派と成っている様で現在使われているグレ-ドはTSR20と言うものになっており代替えが進んだ理由は生産性などの理由から安価であることの様です。

こちらの色は褐色。では何故タイヤは黒いのか???

それは充填剤としてカ-ボンブラックが配合されているから・・・ってこれも正解です。

ではシリカ100%と言われるゴムは白いホワイトシリカが配合されているのにど-して白くないのか?

因みにブラックシリカと言うものも有りますが、タイヤには使われていないと思います・・・多分。

まぁホワイトシリカ100%配合と言っても多少はカ-ボンブラックも配合せざる得ないしシリカの場合カップリング剤や他の薬品も配合され何といっても天然ゴムNR100%のタイヤは無いのでど-しても黒くなります。

現在、トレッドゴムはSBR主体の成分構成なのでホワイトシリカ100%を配合しても飴色や褐色のタイヤに成りません。

しかし、性能を無視すれば飴色のタイヤも褐色のタイヤも染料を配合したカラフルなタイヤも出来るとは思いますが・・・・。

サイドウォ-ル等の色付けは印刷とかコ-ティングなので化粧材と言う事に成ると思います。

まぁトレッド面にカラフルなラインを配したタイヤも有りましたが性能的は聊か問題がありそうで、あくまでもデザイン的な特徴を演出するためだと思います。

因みに前にも記事にしましたがポリマ-関係の化学は得意ではなく、上っ面なので間違いも有ろうかと・・・(^^;

その辺はご了承くださいませ。

で今度こそ合成ゴムの話を・・・・。

 

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2018.03.23

空気圧

巷で絶えないタイヤの空気圧論議。メ-カ-指定空気圧が正解だ~とか、いやそうでは無いとか・・・・。

まぁ答えは何方も正しいと言えます。

この話は何度も踏み込んで記事にしたので割愛しますが、画像は十数年前のス-パ-スポ-ツモデル(定員1名)のインフォメ-ションラベルです。(ワイドラジアルタイヤ)

そりゃぁ十数年前だからタイヤの構造も違うだろ~みたいな。確かに違います。因みにビ-ドソ-ル計測値で見る剛性は現在のタイヤよりも低いと思います。

しかし基本的なところは変わっていません、担保すべき速度記号も耐負荷荷重指数も同じですが構造が違うと適正内圧も変わる・・・そう言う事です。

また何を担保したいのか?でもある訳です。メ-カ-の考える担保すべき基準も時代と共に変わりましたね。

ご安全に!

 

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2018.03.22

ゴムの話し その1

やっと雨が上がりましたが・・・何時もの朝トレコ-スは強風・・・・。

ところでタイヤの主材料はゴムですがタイヤ全体に使われている割合は約50%。

またゴムも天然ゴムと石油由来の合成ゴムが使われていてその割合は天然ゴムが約30%で合成ゴムが20%と言う所ですがこの割合はメ-カ-によって違います。

先ず天然ゴムに関してはゴムの木から採取した白い樹液が原材料でこれをラテックスと呼びます。

樹液は乾燥されたのちカットされタイヤ等の材料に成る訳です。

この材料を天然ゴムラテックスNRと呼びます。

因みにゴムの木と言っても種類が有ってタイヤに使用されるラッテクスはパラゴムの木と言う種類から採取した樹液に成りますが。

天然の植物ですから気候や産地等によって良否が有ります。お米や野菜などと同じことですね。

出来の良否はタイヤそのものの性能に関わる事なので中々管理が難しい。また産地の政治的紛争や災害などで安定供給と言う点でも問題が山積みなのは今も昔も変わっていません。

なのでタイヤメ-カ-はパラゴムの木に変わる材料の研究に力を注いでいます。

例えばロシアタンポポとかグァユ-ルと言った植物から抽出したものを代用とし使用する等。

既にブリヂストンはグアユ-ル由来の成分でタイヤ開発に成功しています。

また合成ゴムでNRの代用品を開発する研究も進められています。

まぁ天然ゴムに充填剤・軟化剤・老化防止剤・架橋剤を配合してそのまま使っている訳では無く合成ゴムとミックスし適材個所に使用していると言う訳です。

例えばトレッドゴムに関してはオフロ-ドタイヤなどの一部にNR主体のラバ-を搭載することも有ると思いますが現在の主材料は合成ゴムであるスチレンブタジエンSBRでガラス転位温度などの化学的コントロ-ルを可能にしています。

同じSBRでも生産手法によって特性が違ってきます。次回はこの辺の話をしてみたいと思います。

2018.03.15

タイヤは科学の塊です

少し前の話に成りますが某国立大学工学部の学生さんと熱い?タイヤの話をしたことが有ります。

学生さんはアメリカ国籍の女性ですがかなり勉強されている様で業界では有名なバイクの構造やタイヤの力学についての著書について学内のサ-クルで検証した結果数か所について誤りがあるのではないかと。

その内容は兎も角・・・・

私自身は何方かと言うと応用力学、構造力学の分野でポリマ-系の化学については上っ面程度ではありますが・・・。

タイヤの科学については摩擦一つとってもゴムと言う弾性を示す材料にはク-ロンの摩擦の法則は当てはまらないしタイヤ独特の物理世界が有ります。

その辺りの事が如何に工学部の現役で有ってもなかなかと言う所ですね。残念ながら。

因みに近年のタイヤの進化は目覚ましくもあり先祖返り的なところもあり・・・・

昔はアイディアが有っても製造技術が追い付いていないなんてことも有りましたが現在ではそれが可能に成っているとも言えます。

現役の設計開発のメンバ-とも交流は続いており「ねぇねぇこれってどういう事?」なんて迷惑もかけ続けておりますが・・・(^^;

人間、一生勉強であります。知ろうとする意欲が失せたらお終いですもんねぇ。

ま応力構力は昔から現在まで基本何も変わっていませんからねぇ。がしかしポリマ-系に関しては新しい材料も多く進化は超目覚ましいので常に勉強していないと訳が分からなくなってしまいます。

なので文献もよく読むし分からないことは専門家に素直にレクチャ-して頂いております。

MICHLINさんからも技術的な刺激は受け続けています。この手が有ったか~なんて思う事も屡々。

で何が言いたいのかと言うと某国立大学工学部の学生さんはバイク関係の仕事、タイヤも含めて将来はそちらの方面に進みたいと仰ってました。

成れば申し上げておきますが専門書や文献に解かれていることにとらわれず柔軟に多角的にイメ-ジを膨らませる事と最後は情熱です。勿論、基礎学力とセンスは必要ですし好きと言う事はもっと大切。

疑問を抱くことは超大切です。疑問を解くという事が進むという事です。モノ作りは全て同じかもしれませんね。

如何なメ-カ-が作り出したものであっても全て正解とは限りません。

失敗から生まれるのですよ未来の正解は、その連続です。でもねぇその開発が面白いのですよ。

頑張って夢をかなえてください。

2018.03.13

両立

世界の道路事情の記事について早速ご質問を頂きました。

世界で販売されているタイヤは販売される地域によって仕様は違っているのかと。

PCやLT・TB系は販売地域によって仕様が違うものは結構ありますがMCに関しては基本的に同じだと思います。

但し一部は同じ銘柄でも仕様の違うものが存在します。またDL等は欧州ではUKDL系独自のモノが展開されているので住友DLとは同じセグメントのタイヤでも全く別物の商品をそれぞれ展開しているとも言えますが。

逆に商品の主要タ-ゲットと成る地域の要件に特化したしたものがそうでは無い地域で販売されていることも有り特にLMCは特定の地域以外にはそぐわない性能のタイヤも存在し日本でも販売されています。

因みにMCタイヤの場合、世界的な視野で開発が進められているメ-カ-は限られています。

欧米でも日本でもパフォ-マンスを発揮する銘柄は多くは有りません。世界の道に通用するのは日本のメ-カ-も含めて主要4社の製品と言っても良いかもしれませんねぇ。

ところでハイスポ-ツセグメントのMCタイヤでストリ-ト主体としている銘柄は欧州のストリ-トの事と考えてよいでしょう。

つまりトラック以上に過酷な条件を満たす激しい一面と厳正な制限を設けられた市街地での扱いやすさを両立したタイヤでなければならない。POWER RSしかり恐らくロッコル2然りだと思います。

ストリ-ト要件が高いからと言って決して大人しいタイヤでは無いという事ですね!

ツ-リングタイヤに関しては要件のプライオリティ-は違っていますがやはり大人しいだけではと言う面が有るのも主要4社の特徴かもしれませんね。

 

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2018.03.09

Proper use

今日も寒いですね-、外気温は9℃ありますが風が冷たくて真冬に戻ったようです・・・・寒い。

ところで先日記載したロッコル2のポジトョニングチャ-トについてあのチャ-トはあくまでも適正用途を示したものでパフォ-マンスを示したものではないのでは? なんてご指摘が有りました。

ピレリさんにお伺いしたわけではありませんが、通常はパフォ-マンスのポジションを示すのがポジショニングチャ-ト。

このチャ-トから見るとロッソ3は以前と少々位置づけが違っている様な・・・と言うかロッコル2と相対的にと言う所でしょうからやはりパフォ-マンスを示していると思います。

因みに適正用途と言う所、トラックとストリ-トの比率を示したものはこちらに成ると思います。

しかし・・・これを見る限り・・・以前のロッソ3の謳い文句は・・・悲しきかな・・・・(^^;

 

 

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