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2010年11月24日
【caution】タイヤの慣らし【caution】
タイヤ交換をして頂いたお客様には何時も口を酸っぱくして新品タイヤの皮むきをお願いしています。
ところで、タイヤの皮むきって言葉は何処から来ているのでしょうか?
コレはタイヤの製造過程によるもので、最終工程で生タイヤと呼ばれる成型前のタイヤをモ-ルドに入れて加圧、加熱します。
この時、モ-ルドに接触しているトレッド表面部には直接熱が加わります。
モ-ルドから取りだされたタイヤは冷暗所で冷まされ、物性の安定を図ります。
その時、直接熱が加えられたタイヤの表面はトレッド内部と比較し硬い膜が形成されます。
イメ-ジ的には食パンの断面のミミの様な状態でしょうか(~_~;)
元々タイヤのグリップの主役はヒステリシスロス摩擦です。
簡単に言えば分子レベルでの路面の凹凸にトレッドゴムが押しつけられ入り込み、そして引きはがされる時に生じる損失摩擦。
当然、タイヤトレッドが路面に馴染み分子レベルで凹凸が出来た方が摩擦力は大きくなるわけですから、冷間時等、ゴムの活性が低い時や新品タイヤの硬い膜のある状態では摩擦力が小さくなります。
よって新品タイヤはならし運転をする事によって表面の硬い薄皮?を剥いてトレッド表面を分子レベルでの凹凸に仕上げる事が大切なんです!
近年、直接熱を加えない加硫方も研究されている様ですが現在は殆ど上記の工程で生産されています。
又、モ-ルドからタイヤをスム-ズに取りだす為に離型剤(WAX)が塗布されていますが、それが原因で新品タイヤが滑るという理屈でタイヤをパ-ツクリ-ナ-や洗剤で洗う向きもありますが意味はありません。WAXは出荷時に洗浄しています。
私が新品タイヤの表面をふき取っているのはタイヤ組み立て時に内部からにじみ出てくる物質を取り除いている訳で、商品としての見た目の問題です(^_^)/
参考までに・・・タイヤウォ-マ-は熱を加えてゴムの活性を事前に高めておくと言った効果がありますが、新品タイヤの場合、熱によるゴムの軟粘度を高め皮を剥きやすくする効果もあります。
それでも慎重なタイヤ慣らし走行は必要不可欠。
路面温度が極低くなるこの季節、新品タイヤ装着後の皮むきはくれぐれも慎重にお願い致します。
勿論、慣らし終了後のタイヤでもウォ-ムアップ走行を心がける事をお忘れなく(^_^)/
新品タイヤの慣らしについて注意喚起の為に是非、この動画をご覧くださいませ(~_~;)
http://www.youtube.com/watch?v=8RXGPF-w-B8